bird2.6.3, libdv, 「立喰師列伝」

2.6.3

自宅マシンの kernel を 2.6.3 へ。Debian backportsの 2.6.2 ディレクトリを apt の sources.list に追加したらなぜか 2.6.3 の source tarball がゲット出来た。

その後はいつも通り、

  • .config をコピーして
  • make oldconfig して
  • make-kpkg –revision tpx20.1 kernel_image して
  • 出来上がった deb を dpkg -i

して完了。

VMware は kernel を上げた後必ず vmware-config.pl をもう一度流す必要があります。会社マシンの 2.6.2 では以前 2.6 対応を行った時のままですんなり実行出来たんですが、自宅マシンの 2.6.3 ではエラーでうまく実行出来ず。まぁ自宅では VMware を使うこと自体希なのでとりあえず放っておくことにしました。そのうちに VMware のバージョンアップで対応されるでしょう。

libdv

kernel を 2.6 台に上げてから一度も実行していなかったので気がつかなかったんですが、IEEE1394 経由で DV カメラ1と動画データをやりとりするのに使う libdv が、Debian 標準の 0.99-woody2 というバージョンではうまく通信出来なくなっていました。どうも video1394 デバイスドライバのインターフェイスが微妙に変わった模様。
しょうがないので Quasar DV Codec Home Page から最新の source tarball を取得し適当にインストール。無事、動画データの送受信が出来るようになりました。
ところでこういった Debian パッケージ外のアプリケーションを入れる場合、最近の僕の好みは home directory の opt 以下にアプリケーション毎にディレクトリを作成し、そこへインストールしてしまう方法。PATH や LD_LIBRARY_PATH 環境変数を適当に修正して利用します。これならば将来正式なパッケージが対応してくれた場合には、単にそのディレクトリを消して PATH と LD_LIBRARY_PATH を戻すだけで修正出来ます。
昔は何も考えずに /usr/local に入れちゃってたりしたんですが、後から消そうと思うとかなりめんどくさいんですよね…。ちゃんと自作 deb を作ってどうこう、というのが Debian では本筋なんでしょうが、それも激しくめんどくさい。

「立喰師列伝」

立喰師列伝 SAK に借りたアホな本。「イノセンス」が今話題の押井守監督の、「立喰師」という架空の (だよね?) ゴト師についての列伝形式の論文。

やーなんと言うか、激しくアホなんですよ。昼前の牛丼屋に現れて店の在庫を喰いつくす、鼻輪をつけまるで野獣のような牛五郎って誰よっ!?(笑。しかし、戦後から高度成長期、学生闘争の時代から現代に至るまでの社会に描写には、押井さんの社会観が、以前ねおんさんと「人狼」を見た時に議論した、学生闘争の影響の大きさ、ってものをここでも感じたような気がしました。彼は「何も生み出さなかった<戦前>」なんて書いてますが、だとしたら僕らの世代は失われた太平洋戦争前後の断絶を繋ぐことを期待されている世代なのかもしれないなぁ…なんて漠然と思ってみたり。

押井さんと言えば、「イノセンス」の主題歌を歌う伊藤君子さんんのインタビューで紹介されている、押井さんのお嬢さんの言葉がとても印象的。

押井さんについては、こんなに物忘れの激しい私でも忘れられないことがありまして。実は、録音の時に、押井さんのお嬢さんがいらしていたので、「どんなお父さん?」て聞いてみたんです。そうしたら、「このお父さんで本当によかった」って言うんですね。「だって自分のためにこんなにいろんな話をしてくれるお父さんって、他にいないと思うから」って。作品についての話よりも、「Follow Me」を歌うためにはこの言葉で十分だったのかも知れませんね。

娘さんにもあの調子で語ってるんだ…という点はさておき(笑、僕も娘が大きくなったらこんな風に言ってもらえるような父親になれるでしょうか。がんばらないと。

birdF1開幕, 電車で, jvim, カプコン

F1開幕

いよいよ今日から 2004 年度の F1 グランプリが開幕しました。
ミシュラン有利、との噂にもかかわらず、初日のフリー走行はフェラーリ+ブリヂストンが 1-2。BAR も好調さを維持していますし、明日の予選が楽しみです。
そういえば今年からまた予選のルールが変わって、土曜日に2回走ることになったんですね。予選を2時間続けてやる、というのはなかなか面白いですね。
そうそう、最近僕がよく見る F1 サイトと言えば、F1-Live.com。ちょっと日本語が変なこともありますが、何より写真が多いし情報も豊富で早い。すっかりお気に入りです。

電車で

隣に座った僕より少し若いくらいのかっちょイイお兄さんが、「のだめカンタービレ」を読んでた。ううぅ読みたい。今度妹のところから借りてこよう。

jvim

僕が普段メインで使っているエディタ、jvim-canna にて1編集中の日本語テキストファイルの文字コードを変更する方法をメモ。

jvim-canna では Ctrl+g を押した時に画面最下段に表示されるステータスラインで現在編集中の日本語テキストファイルの文字コードを判別出来ます。

"whats.html" line 1 of 41 --2%-- col 1/44 ch 0x3c [J]  

一番最後の [J] が文字コードを表していて、「J」なら jis、「S」なら sjis、「E」なら eucjis です。

さて、このファイルを sjis で保存したい場合は、「jc2」オプションに「s」をセットします。

:set jc=s  

eucjis にしたい場合は「e」、jis にしたい場合は「j」です。大文字、小文字は関係ないようです。Ctrl+g を押して先程の表示が更新されていることを確認した後、普通にファイルを保存すると指定した文字コードで保存されます。

最近のバージョンの vim はそのままでも文字コード変換等出来るようですね。僕は Debian woody なのであいかわらず古い jvim を使い続けているのでした3

カプコン

ここのところのカプコンの新作はどれも面白そう。野心的な「鬼武者3」もそうですが、3/11 発売の「MONSTER HUNTER」、4月予定の「Crimson Tears」、先日 PS2 版の開発も発表された「Killer7」などなど。
「Crimson Tears」は「TOBAL No.1」や「バウンサー」などを作った DreamFactory の新作。前の作品はどちらもゲームとして「名作か?」と言われると微妙なんですが、個人的にとても波長が合う感じだったのです。このうち何本買えるかはボーナス次第かな…<そんなんばっかや。

bird「真の独立への道」「ガンジー」

「真の独立への道」「ガンジー」

真の独立への道−ヒンド・スワラージ ガンジー ガンジーさんのことを何にも知らなかったので、ガンジーさん自身の書いた「真の独立への道−ヒンド・スワラージ」と、小学生でも読める伝記の「ガンジー」を読みました。

前者は、イギリス人を追い出して自分達の政府を作ることこそが「自治」だと考えているインド人の「読者」を、ガンジーさん自身を表しているのであろう「編集長」がこんこんと説得するという対話形式で書かれている本です。「自治」とは、みんなの心の中から自然と生じるものでなければならない、銃火でイギリス人を追い出し例えインド人が権力を握ったとしても、それではインドは幸せになれない、と説くそのお話にはとても考えさせられました。

ガンジーさんが重んじている「サッティヤーグラハ」、日本語では慈悲の力、魂の力、英語では「受動的抵抗 (自分の権利を獲得するために自分で苦痛に耐える方法)」と訳されることもある概念とは、例えば、ある人に関係する法律が成立したがその人はその法律が気に入らなかった場合、その法律に従わず、そのために下される罰を受けいれるようなやり方のことです。「読者」が、サッティヤーグラハは弱者の方法で、強者なら大砲を使うだろう、と行ったことに対しての下記の言葉は、カンジーさんの価値感をとてもよく表しているように思います。

あなたはなんと思っているのですか?大砲を放って数百人を殺すのに勇気が要りますか?それとも銃口に笑顔で縛りつけられるのに勇気が要りますか?死を頭に頂いて進む人が勇者ですか、それとも他人の死を手中に握っている人が?男らしくない人は一瞬たりともサッティヤーグラヒーではいられない、それを心にしっかりと留めなさい。

真の独立への道より引用

我々が普段トップダウン的なものと考えてしまいがちな国家というものは、ほんとうにボトムアップで構成されていなければならないのですね。銃火や暴力的性急さで体制のみを変更したところでうまく行かない、国民一人一人が「よりよく暮らすにはどうすればよいか」を考え、自らの心と身体を鍛えて、勇気を持ってサッティヤーグラヒーになろう、というガンジーさんの声にはとても説得力を感じました。

ちょっと前に読んだ養老さんの本にも、こないだ読んだ「神は沈黙せず」の大和田老人の言葉の中にも、一人一人が自分の直接触れられる世界の中で、手の届く範囲で、声の届く範囲で、正しいと思えることを行うように努力することが大事、というメッセージが込められていました。ガンジーさんのようにインド全体、世界全体の何億人にも影響力を与えるようなエネルギーは普通の人にはないかもしれないけど、身の回りの人達に影響を与えることは出来る。そう、世界はボトムアップで構築されているんだよ。みんなが変われば世界も変わるんだよ。

そういうふうに今僕は思うし、これからも考え続けていこうと思う。

bird鍵, U23 代表の石川くん

家に帰りついて、鍵を差し込み、いざ回そうとしたら、グラリ。世界がまわったような気がした。作用反作用。

U23 代表の石川くん

今日のレバノン戦で最後の最後に4点目のミドルシュートを決めた石川くん、それまでもすごいダッシュでボールを奪ったり、最後まであきらめないでプレスをかけたりと、とても光っていました。かっこいいぞ。これからも応援しようっと。

bird冗談みたいなニュース, orkut, 「神は沈黙せず」, 「改造車」と自作PCの奇妙な接点

冗談みたいなニュース

Xbox2 の開発環境が PowerMac G5 って…(汗。

ねおんさんからツッコミが。

だから何でもアリだと…
ところでorkutに召還してみたので、よろ〜

ねおんさんの主張していた「なんでもあり」ってのはこういうことも含むわけですか…(^^;。うぅむ。

ところで orkut ってあれですよね、10日以内にさらに10人以上に仲間を増やさないと呪われる、という…<チゲー。や、どうもありがとうございます。さっそく sign up してみたいと思います。

orkut

で、さっそく join してみたわけです。おぉ。みんなナイスな顔写真作ってるんだなぁ。religion とか political view とか言われてもよく分からないよ…。sexual orientation から fashion、smoking から drinking まで聞かれちゃうのね。出会い系サイトだから当然か<チゲー。
なんだか記入欄がいっぱいあって一度では埋め切れません。ちょっとづつ触ってみよう…。

「神は沈黙せず」

神は沈黙せず sak に借りた本。幼い頃に集中豪雨で両親をなくした、「AI を作りたい」と GA (遺伝的アルゴリズム) の研究者となった兄良輔と、ジャーナリストで行動的な妹優歌が、超常現象やとんでもない男に翻弄されつつ神の意図を探る、という SF。

作者の山本弘さんは「と学会」会長、という情報を事前に聞かされていたせいか、ひたすら語られる超常現象の事例も僕はそれほど気になりませんでした。そういえば去年の夏に読んだ瀬名秀明「BRAIN VALLEY」もそんな感じだったなぁ。「神を追い求める」というお話の構成もちょっと似てる、かも。僕は今回の本の方が好きですけどね。瀬名さんの本は、なんというか、「小説としてのバランス」が非常に悪いような感じて、あんまり良い印象がなかったのです。

世界がそういうもので、神の意図はこういうもの、というメインのアイディア自体はそれほど新規なものではなく1、ストーリーの大きな軸になっている「とんでもない男」加古沢も期待外れ (というか期待通り) なのですが、主要な登場人物が、誰も皆「事実」というものに対してとても真摯な姿勢を持っていて、それがとても良かった。特に、大和田老人が。「信念の倫理」ですよ!

ところで Amazon のレビューでは「考証が甘い」というような指摘があるようですね。「事実」を大きなテーマとして扱う物語だけに余計なのかもしれませんが、僕は書かれたことが真実なのかどうかはあまり大きな問題ではないと思います。登場人物達が「事実」に向かう姿勢をこそ作者は伝えたかったのでしょうし、作中で登場人物達が調べたものをそのまま信じてしまうのでは、この作品で作者が訴えたかったことをなんにも理解していないってことになっちゃいますからね。

人物像の描き方、特に主人公である若い女性、優歌の魅力が僕的には今ひとつと感じ。そういう意味では進化系 SF として同じようなジャンル2の「ダーウィンの使者」の主人公、ケイの方が、同じように行動的な人物ながらより魅力的だったかも。何が違うのかな?

作中、ダグラス.R.ホフスタッターの著作にたびたびふれられていて、フフフリ。「GEB」と「メタマジック・ゲーム」は読んだんですが「マインズ・アイ」はまだ。Amazon のウィッシュリストにずいぶん前から放り込みっぱなしになってるなぁ。ボーナス出たら買おうかな。

「改造車」と自作PCの奇妙な接点

小寺さんの記事。タイトルだけでも猛烈にひざを叩きたい。僕が最近のデスクトップ PC に興味を持てないのはそういうことだったんだなぁ。僕は車の中ではカブが最高、もっと言えば自転車の方が好き、ってタイプなので、ある意味過剰な性能3は全然いらないし、機能性の低いデコレーション系パーツにも全く魅力を感じません。よく出来た自転車のように、機能性を極限まで追求し、キューキョクにぜい肉を削ぎ落とされた製品の方に魅力を感じます。

birdろくでなし, おめでとう, そういえば

ろくでなし

あーろくでなし。すげーろくでなしじゃん。まったく何であんな男に…ぶつぶつ。というのもキムタクドラマ1「プライド」の話。あゆみさんと面白がって見ています。
ああいうふうにとんでもないろくでなしが現れて破壊的な展開になっちゃうのって、少女まんがではあんまり見ない展開ですよね2。あだち充「陽当たり良好!」の克彦さんもいい人だったし。この辺が妹の言う「野島伸司は下品」ってところなのかな。
これまであまりにもベタベタな展開でうーむと思ってたんですが、これからどんどんあざとさが増していってドロドロぐちゃぐちゃになっていったりするのだろーか。それはそれで疲れる…。

おめでとう

今日不思議と、高校時代の先輩と大学時代の友達から同時に「女児誕生!」のニュースが届きました。そういうこともあるんですね。僕の実感として、子供は親が思っているよりもずっと早く大きくなってしまいます。バブバブ言ってる時期なんてほんとあっという間です。あとで後悔しないよう、貴重な時間をじっくりたっぷり楽しんでください。本当におめでとう。

そういえば

新生児のうちって昼夜問わず三時間おきくらいにおっぱいをあげないといけないんですけど、僕は夜に目を覚ましたことが一回もないんですよね。子供が泣いていても全く気がつかないらしい。「こっちが寝不足でくらくらしてる中おっぱいあげてるのに、横で何事もなくくかーと寝てられると結構腹立つわよ」とあゆみさんには言われました(笑。「まぁ眠れなくて身体壊すよりはマシだけどね」と言うお言葉に甘えて、今日も夜は爆睡なのだった3

bird信念の倫理, 今日の仮面ライダー, USEN さん

信念の倫理

熊とワルツを - リスクを愉しむプロジェクト管理 先日読んだデマルコさんの新刊でもふれられているクリフォード卿の「信念の倫理」がここのところマイ・ブーム、かも。今読んでいる本の中にも、「信念が事実に先んじてしまうことは本来あってはならないのに、人は往々にしてその間違いを犯してしまう」というような記述があり、我が身を省みる。

信じるに足る根拠がないことを信じるのは、例え結果がどうあれ罪深いことだ、という話、これって、単なる事実との対比だけじゃなくって、過度な一般化とか根拠の危うい外挿なんかにも通じる気がする。帰納的推論はやっぱり注意深く適用しなくちゃいけないんだよ。ビジネス書なんかで安易に皆に薦められるような方法じゃないよ。たぶん。1

今日の仮面ライダー

人類基盤史研究所とか、アンデッドについて既に結構語られてしまって、まだ始まったばっかりなのにどうするんだろう…?と思ってたんですが、何やら謎の組織が登場してきた模様。剣崎くんが拘束服着せられて誘拐っすよ。空飛ぶ社長2の登場ですよ。どうなるのかな〜。ドキドキ。
そういや、今日も剣崎くんは頑張って演技してました。だんだんうまくなってきたような気がするなー。砂浜のシーンも火事のエピソードを語るシーンも、あいかわらず舌足らずだけど頑張ってる感じ。もしかすると、平成ライダーは番組とともに役者も成長するのが楽しみの一つ、だったりして。
デカレンジャーは今日も最高でしたよ!ここまででジャスミンはテレパシー (とわけのわからないダジャレ?標語?口癖?)、小梅は変身 (と入浴) が特技ということが分かりましたね。仙ちゃんとホージー、バンの特技はなんなんでしょう?ホージーはパーフェクト、バンは単なるクラッシャーという可能性もあるなー。
追記。それにしても、「オンドゥル」で検索してくる人の多いこと。自分でも茶化しておいてなんですが、これ以上行くと俺的には悪趣味、のレベルに入っちゃうんで3、もうしません。がんばれ剣崎。

USEN さん

我が家の接続回線は USEN さんの BROAD-GATE01 Type E II (マンションタイプ) なんですけれども、今日、なぜかトラブルもないのに USEN さん (の営業さん) から電話がありました。
電話のお話その1は、「宅内工事の時に、ちゃんとお客様のご希望されたコンセントに接続回線の口は設置できましたでしょうか?」というもの。ウチのマンションの場合、外のパイプスペースから直接繋がっている屋内のコンセントは電話の親機があるところの一つのみで、他の部屋へはそこからさらにパイプを通す必要があるんですけれども、宅内工事の時に、担当者がそれを理由に配線を渋ったお宅があったようなんですね。その話がどうも理事会に行ったらしく4、そちらからクレームが上がったのでしょう、もう一度一件一件確認している、とのことでした。
お話その2は、料金に関する件でした。マンション一括で USEN さんを導入するかどうかを決める住民総会で、USEN さんから、「団地内に4ヶ所設置するスイッチング・ハブ毎に加入者数をカウントし (Web 上の説明でも「同一棟内」となっています)、その数が規定数 (8、16、30) を超える毎に料金を割引します」という説明を受け、皆それに納得して導入を決めました5。それを、ありがたいことにマンションの全加入者の人数を元に割引することが出来るよう、調整してくれているというのです。確かに我が家の1月分の料金もまだ一切割引の効いていない料金で、「あんまり加入者もいないのかなぁ」と思ってたんですが、団地全体だと既に30戸以上加入しているらしく、もしその話が実現すれば一気に1000円引きとなります。しかも電話の話では、もしそのように取り扱いを変更することが出来たら、既に払った分までさかのぼって返金します、とのこと。
うーん、USEN さん、なかなかサービスいいぞ。営業さんも若いのに頑張るなぁ。会社、つぶれないといいなぁ(笑。

birdオンドゥル語, 二次試験

オンドゥル語

会社の友人 mm 氏に教えてもらった話。

★★★『オンドゥルルラギッタンディスカー!!』ってなに?★★★  
  
仮面ライダーブレイド第1話で、主人公である剣崎が  
アンデッドと戦う剣崎を傍観する橘に向けて叫んだ台詞。  
「本当に裏切ったんですか!」と聞こえないこともありませんが、  
これは剣崎の故郷であるオンドゥル星の言葉なのです。  
感情が高ぶって、つい馴れた言葉が出てしまったのでしょうね。  
よくあることです。  
  
オンドゥル  ル   ラ ギッタン  ディス  カ  
  |    |   └┬┘      |   |  
オンドゥル  は   裏切られて   悲しい  今  
  
剣崎の正体はオンドゥル星の王子オンドゥル8世。  
目的は定かではありませんが、オンドゥルは地球に来てまだ日が浅いため、  
少し不自然な日本語を話すこともあります。気をつけて聞きましょう。  
  
また、"オンドゥル"は南インドで使われているタミール語で"1"を意味します。  
剣崎の名前"一真"は、本来の名前であるオンドゥルと対応させたものでしょう。  
  
タミール語は日本語と様々な共通点を持っており、  
日本語の原型ではないかという説もあります。  
さらに、あのアガスティアの葉の予言もタミール語で記されるといいます。  

わはははははは。

そう、今度の仮面ライダーの主人公は、あまりにルックス重視で選び過ぎたせいなのか、役者としては致命的なくらい何言っているのか分かりません。特にドラマが盛り上がってきてテンション、声量があがってくると顕著です。そうか、それはオンドゥル星人だったからなのか…ぷぷぷ。

二次試験

今日は都立大の二次試験があったようです。そういや都立大の門の前で河合塾の人達が「がんばってくださいっ!」といいながら受験生に消しゴムを配っていましたが、受験生にしてみたら今日ほど「河合塾」の文字は見たくない、って日はないんじゃないだろうか…。

bird「ハッピー・バースディ」, VERITAS VOS LIBERABIT, PSX 悪くない, MiniDNS

「ハッピー・バースディ」

ハッピー・バースディ 図らずも新人賞を受賞してしまった夫ベタベタな三十路小説家女、あきらと、19歳のモンモン浪人、祐司のお話。

この人 (新井素子さん) は「普通の人の些細な悪意」であるとか「善意の押しつけ」というような、日ごろ生活していく中で「なんだか居心地悪い」と思うようなモチーフをすくい上げてみせることがほんと好きですね。とはいえ、このお話の肝であるところの「精神的に追い詰められていく」あたりの描写についてはイマイチ共感できず。うーむ。メンタリティの相違?

前から思っていたんですが、異常に様式にこだわっているところなんかと同様に、何か感情を逆なでする要素がないと小説としてはダメだっ!…みたいなこだわりがあるんでしょうか。確かに小説というものの存在意義を考えるとエモーショナルな要素は必須だろうと思いつつ、「何にエモーショナルな反応を示すか」は各人各様であるからして、無理矢理神経逆なで度の高いお話を作る必要はないと僕は思うんですけど…。

前作の「チグリスとユーフラテス」の場合、クラークの「遥かなる地球の歌」のような黄昏た植民惑星の雰囲気が良くて1、彼女独特の文体も、(いつもの一人称視点のせいもあり) なんというかアルジャーノンでのチャーリィの日記のような感じで素直に読めたんですが、今回のお話は現代劇、しかも30台女性と19歳の男の子が主人公であるためか文体に対する違和感がちと強かったです。超口語体な彼女の文体ですが、僕にとってはそろそろリアリティを失ってきつつあるのだなぁ、ということを実感。

それにしても今回、思いの外自分の文体が彼女の影響を受けていることに気がついてしまい、かなりショック。リアル厨房の時にさんざん読んだ影響か?!

VERITAS VOS LIBERABIT

ウチの隣の都立大学2の青銀色で円筒形の図書館の建物の上には3、「VERITAS VOS LIBERABIT」という文字がでっかく書かれていて、しかも夜になると光るのです。どんな意味だろう…とずっと思っていたんですが、こちらによると「真理は汝らに自由を与う」という意味なのだそう。図書館の建物にバーン!とこんな文字を埋め込んでしまうあたり、派手な都立大の建物らしいと言えばらしい。
都立大の南門から入って突き当たりの右手には、ペンローズタイルで出来た東京都の形のレリーフ(?)タイル・アート(?)があったりします。南門に向かって右手の日時計のある塔の中には太陽光によるカレンダーと大きな振り子時計もあります。構内には彫刻も多いし、ちょっとした美術館のようです。「市民に開かれた大学」を目指しているので出入り自由なのです。ちょっと楽しい。

PSX 悪くない

や、結構バグは目につくけど我慢できないほどじゃないし4、総じて PSX 悪くないよ。必要最小限の機能はしっかり備えているし。絶対的に欠けているのは「トランスコード (再エンコード)」くらい?
今なら上位機種のDESR-7000でも7万円台から買えるし、結構お買い得だと思うけどね。巷の PSX の評判は不当に低いと思う。ユーザーが言うんだ。間違いナイ (by 長井秀和)。

MiniDNS

そういえばここのドメイン名をホスティングしてもらっている DynamicDNS サービスの MiniDNS が今朝から夕方くらいまでずっと落ちていたようですね。ここ、どうも個人でやってくれているっぽい (原則無料だし、「気に入ったら絵葉書送ってくれ」という postcard ware だし…) んですけど、半日程度でちゃんと復旧してくれるとはありがたいことです。日ごろの感謝を忘れないようにしよう…。

birdFlash という考え方

Flash という考え方

Web を眺めていると、ときどき驚くほど凝った Flash コンテンツに当たることがあります。ちょっと見た限りでは一体どういうロジックで動いているのか分からないくらいの。しかもユーザからのインタラクションに敏感に反応しつつ全体としての動作の整合性を失わないような。
Flash のコンテンツは、ご存じのとおり MovieClip という小さなムービーの組み合わせで出来ています。そのような「凝った」コンテンツというのは、ほぼ例外なく自律的な MovieClip が多数組み合わさることで作成されているのですね。個々の MovieClip はそれぞれで破綻なく動作し、全体としてもそれぞれの MovieClip がお互いの領域を踏み越えないように協調するがゆえに破綻しない。そういうシステムは、ユーザからのインタラクション (外部からの刺激) に驚くほどリッチな反応を示す傍ら、とても安定した状態を作ることが出来るようです。
思うに、全ての MovieClip の動きをあらかじめ想定し、トップダウンなロジックで全てを組み上げようとしたなら、それほどリッチ、かつ安定したものは構築できないでしょう (どちらか一方は得られるとしても)。これってまさに「オブジェクト指向の恩恵」と呼ばれているものの目に見える成果なんですよね。
全ての UI はそのうち Flash のような考え方で作られていくに違いない、てなことを、PSX の消えない戻りフラッシュアイコンを見ながら思ったのでした(笑。

First | Prev | 419 | 420 | 421 | 422 | 423 | Next | Last