風邪引いた…
風邪引いた…
先週末くらいからおなか壊したりしてちょっとヤバい感じではあったんですが、昨日、いよいよ本格的に風邪っぽくなり会社を休むことに…。喉が痛くてご飯が食べられないくらいでした。
あんまり喉が痛いので珍しく家にあったパブロンを飲んでみたら1、嘘みたいに楽になって驚いた。どうしても会社を休めないときにこれは便利だなぁ。
今日になってのどの痛みは大分和らぎ、その代わりに咳が出てきました。治りかけかな?
先週末くらいからおなか壊したりしてちょっとヤバい感じではあったんですが、昨日、いよいよ本格的に風邪っぽくなり会社を休むことに…。喉が痛くてご飯が食べられないくらいでした。
あんまり喉が痛いので珍しく家にあったパブロンを飲んでみたら1、嘘みたいに楽になって驚いた。どうしても会社を休めないときにこれは便利だなぁ。
今日になってのどの痛みは大分和らぎ、その代わりに咳が出てきました。治りかけかな?
武富智著。少年正木梅夫の、合気道と出会う事で始まる成長譚の4巻目です。1〜3巻はヤンジャンで連載してそうなんですが、この巻からはコミックス完全書き下ろし。アマゾンレビューによれば打ち切りっぽく終わっちゃったそうなので、こうやってちゃんと続きが読めるのは非常に嬉しい。
この巻は梅夫の合気道の先生、ダニエルの故郷、カナダでの話がメイン。ダニエル先生の過去に触れ、梅夫はまた一つ成長していきます。梅夫の姉、真知子ちゃんとダニエルの仲も一歩前進?!
これまでの3巻同様、この巻もとても面白かった。雑誌連載でないと単行本の売り上げにも影響がありそうだけど、無事売れてくれるといいなぁ。
そういえばこの本の帯で、今またヤンジャンで連載を持ってることを初めて知りました。単行本をチェックしないと…1。
コニー・ウィリス著。「航路」「ドゥームズデイ・ブック」、はたまた「犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎」などで日本では長編のイメージが強い彼女の、これは短中篇集。「女王様でも」「タイムアウト」「スパイス・ポグロム」「最後のウィネベーゴ」の4編を収録しています。ロマンス有りな中2編はやっぱり以前読んだ「リメイク」と印象が似ているなぁ。同じ作者なのだから当然ですけれど。
コニー・ウィリスはとても面白いのだけれど、文体に独特の癖があってあのリズムに入り込めないとイマイチ面白さを味わえない気が1。そういう意味ではいきなり短編集から入るよりも、「犬は〜」あたりのながーい話から入った方が免疫がついてよいのかも。
この本、装丁が良いですね。ちなみにこの本のタイトルの「ウィネベーゴ」はこれのことです。
筒井康隆著。去年アニメーション映画になったこの作品、その影響で近所の蔦屋で平積みになっていたので読んでみました。ちなみに映画の方はまだ見ていません。
筒井康隆の話の中では、「七瀬」シリーズなんかに近い感じの作品ですね。やっぱりちょっと浮世離れした、おまえは観音さまか、というようなスーパーウーマンが主人公で、どんどんむちゃくちゃになっていく話の展開も似てる気がする。ジャンル的には SF っぽいけど、実は「ハルヒ」とかのラノベとテイストは近いのかもしれない。ああいうのをもっと脂ギッシュにおっさん臭くした感じ、というか(笑。いや、とても面白かったです。断筆宣言直前の 1997 年の作品だそうで、そういう意味では思ったよりも最近の本なのね。
この本を映画化したのは今敏監督で、今敏監督、というと僕は「千年女優」しか見た事がないのですけれども、この本はあまりにもあのテイストにはまりすぎているようにも感じ、どんな風に映像化されているのか、ちょっと見てみたい、かも1。
そういえば、去年アニメーション映画としてリメイクされ話題になった「時をかける少女」も筒井康隆原作でしたね。去年は筒井原作アニメの年だったのね、実は。そういや、「七瀬」も映画化されるんでしたっけ?>だれとなく
先週買った Dyson DC12 plus allergy のもう少し詳しい感想をば。
なんだか長くなってしまいましたが、そんな感じ。そういや (上でも書いたけど) Amazon ではなぜか下から2番目のモデル、Allergy が一番安かったのでそれにしましたが、ダイソンはモデルによって色がことなり、DC12 plus allergy はグレーの本体にメタリックブルーのサイクロン部の組み合わせ5。個人的にはその綺麗なブルーがとても気に入っています。
2/19 少し追記&修正しました。
林芙美子著。昔誰かの本でこの本のことが書かれていて、それ以来いつか読んでみようと思っていました。文筆業を生業にしたいと頑張る著者の、東京での生活時に書かれた日記を編纂した本です。時期的には大正時代、なのかな?11部、2部、3部と分かれていますが、それらは時間的な前後関係にあるわけではなく、最初に出したよりぬき編が1部、2番目に「続放浪記」として出版されたやはりよりぬき編が2部、そして戦前は公序良俗に反するとして出版できなかった部分を主に戦後になってからまとめられた3部、という構成になっています。最初このような構成になっていることを知らず、また日記の日付もそれほど正確に記されているわけではないため、時間的にぽんぽんジャンプするその構成に戸惑ったりもしました。
日記を出版したものなので物語というわけではないし、特別珍しいエピソードが含まれているわけでもないのですが、大正期の日本人の生活、暮らしている人たちの考え方などが伝わってきて、なかなか興味深い本でした。全編、「びんぼーびんぼーああびんぼー」という感じのテイストなんですけどね(笑。日本、ってほんの100年くらい前はこういう国だったんだよなぁ、と思い出させてくれる本でした。
元は2002年のクリスマスに贈る本、としてまとめられた3つのアンソロジー (他に Mystery と Terror があったそうな) の中の一つだったらしく、それが去年の年末に文庫化されたようです。近所の本屋で年末平積みになっていたのでふと買ってみました。ちなみにこの「Wonder」は編者が瀬名秀明で、Mystery は綾辻行人、Terror は宮部みゆきだそう。
瀬名秀明の本はこれまでにも何冊か読んでいますが、そのたびに微妙な違和感があり、どうも僕的にはすっきり楽しめない系の作家さんでした。そんなわけで本屋でも「どうかなー」と思いつつ手に取ったわけですが、トリにアーサー・C・クラークの「太陽系最後の日 (明日にとどくに収録)」を持ってきている、というところで「買い」(笑。これ、僕もすごく好きな短編なんですよ。最初に読んだのは高校生のころだったかなぁ。
ただ、全編通して読んでみるとやっぱり微妙にすっきりしなくて、どうも僕はこの人とは相性が良くなさそうです。
このシリーズの特徴なのか、本の構成もちょっと変わっていて、いくつかに分かれた章それぞれにテーマが設けられ、そのテーマにふさわしいと編者が感じた短編が紹介されるわけですけれども、その短編に先立って、編者がその選んだ短編への思いを延々語るのですね。時には勢いあまって後で紹介している短編のネタばれを繰り広げてしまったりもしていて、本編に入る頃には編者の先入観ばりばり、という、あんまり小説の楽しみ方としては好ましくないんじゃないかなぁ、という読み方を強要される本でした。僕は途中からあんまり鬱陶しくなって、最初に本編たる短編集を読み、それから編者の紹介文を読む、という風にして読みました。そうやって読むと結果的にはその編者の紹介文のイメージがとても弱くなってしまって、ほとんどあってなきが如しものになってしまうのは、この本のテーマからは外れてしまうのかもしれませんが…(汗。
これまで僕はずっと、仕事でも紙のノートにメモを録ってきたのですが、会社で新しいモバイル PC (VAIO type G です) を買ってもらったのを機に、PC でメモを録るようにしてみようか、と思いました。
PC でメモを録るとなると、どんなアプリケーションを使うのかが問題になります。メモ帳を始めとするテキストエディタ (emacs まで含む) で録る、という案から、「紙 copi」のような専用アプリを使ってみる案までいろいろ考えた結果、当面 MUA であるところの Thunderbird を使ってメモしてみることにしました。
「Thunderbird を使ってメモを録る」とは、具体的には次のようにします (わざわざ説明するまでもないけどね)。
Thunderbird の場合、メール作成画面から保存を行うと、「下書き」フォルダに日時情報とともに保管されます。
僕の環境の場合、Thunderbird を使うことによるメリットはいくつかあって、
などなど、いろいろ便利な部分が数多くあります。
Thunderbird の imap、しかもオフライン環境での下書きフォルダの挙動、というのはあんまりテストされていないからか、いろいろ怪しい動きをすることはありますけれども (例えばオフライン時に作成された文書をオンラインとなる前に削除したりするといろいろ変なことが起こります。削除したりなんだりする場合はオンライン時に行うのが無難)、とりあえず便利に使えています。
そんなわけで、最も利用率の高いアプリケーションが Thunderbird になりつつある昨今なのでありました…(笑。
少し前から、「Dyson が欲しくてたまらない病」が発症していました(笑。我が家で使っているシャープの EC-BT2-A も国産サイクロンの中では比較的評判の良い方で、それほど悪い掃除機ではなかったのですが、やっぱりどうも排気がホコリっぽいのが気になっていました3。我が家にはハウスダストアレルギー持ちやら喘息持ちやらいろいろいるので、もう少し排気の綺麗な掃除機が欲しかった、というのが一番大きな理由です。単に排気が綺麗、ということならばもちろん、紙パック式の方がずっと優れた機種がありますが、何となくそれではつまらないので、やっぱり Dyson、ということに(笑。
まだ届いたばかりであまり使っていないのでちゃんとした感想がかけませんが、とりあえずゴツい、吸引力は弱い、しかしごみはちゃんと取れる、細かいごみの分離能力はさすが、というあたりが第一印象。もっと突っ込んだ感想はまた後日。
シューティングゲーム1の血を絶やさぬためならば私財を投げ出すこともいとわない真のシューティングゲームの守り人 mm 氏が、グラディウス V に続いて、PSP 用のコナミシューティングゲームコレクションをなんと4本もウチの子供達のために譲ってくれました。嘘みたいな本当の話。いつもどうもすみません。
ちなみに僕が好きなシューティングゲームは、R-TYPE シリーズ2、ゼビウスとその眷属3、グラディウスシリーズ4 といったところで、昔地元ではとても流行っていた ASO (SNK) とか、究極タイガー、達人に代表される東亜プランもの、その後の弾幕系とかキャラ系は全然プレイしてません。そういう意味では真のファンとはいえないかも。
ダーウィン 4078 とかガンフロンティア&メタルブラックのような、ちょっと一癖あるゲームが好きでした。そういうゲームって人気がないからすぐ撤去されちゃうんだよね…(笑。
世界各地でカエルを始めとする両生類に壊滅的な被害を与えてきた「ツボカビ症」が日本にも上陸してしまった、というニュース。僕はこのニュースを見るまで知りませんでしたが、場所によっては9割のカエルが死んでしまったところや2ヶ月で野生のカエルが絶滅してしまったところがあるなど、その被害はまさに「壊滅的」なようです。すでに海外では「両生類箱舟計画」なるものも始まっているとか。
これまでずっと我々とともに生きていたカエルさんが、もし生活の中から消えてしまったらとても悲しいです。カエル好きの鳥乃は本気で泣き出しそう。何とか被害が広まらないことを祈るのみです…。
川上弘美著。16歳の江戸翠 (えどみどり) くんの悩める日常を描いた小説。いやー面白かった!
川上さんの本は何冊か読みましたが、この本ではその軽妙な語り口が特に印象的でした。軽い、といってもラノベのそれとは微妙に違う。宮部みゆきさんなんかもとても軽いですけど、彼女とも微妙に違う。無理やり一直線に並べてみると「ラノベ−宮部さん−川上さん」だと僕は思うけど、あ、もしかしてこれは単に直木賞、芥川賞とラノベとの距離感に対する僕の単なる思い込みなのかも(笑。その微妙な違いが何か、と問われても、僕にはよく分からないのですけれど (なんて書くとファンに石をぶつけられそうだな…)。読んでいてとても楽しくて、電車の中で何度もニヤニヤしていたので、さぞや不気味な光景だったに違いない。
この本や保坂さんの本などを読んでいると、特別なことのない日常の中からでも、するすると魅力的な文章を紡ぎ出すことが出来る人、というのが小説家と呼ばれる人たちなのだなぁ、と痛感します。もし、僕が彼らの小説に書かれている分の中身を集めようとしたら、それこそ何十年もかかってしまいそうです。すごいなぁ…。
最近お気に入りの漫画といえば、週刊少年サンデーで連載中のこれ、「RANGEMAN」です。モリタイシ著。恋愛体質の少年、大塚恋児 (おおつかれんじ) 君が、ひょんなことから地球を守るレンジマンになる、という話ですが、とはいえ地球を守るうんぬんという話はあくまでつけ合わせであって、恋児やその周りの友人達の巻き起こす騒動がメインテーマの、恋愛コメディ(?)、という感じ。
村上春樹著。文庫化されていたので買ってみました。東京のある一夜をいろいろな視点から物語ったお話。それなりに面白かったけれど…という感じの本でした(^^;。なんというか、「東京」とか「バンドでトロンボーン」とか「深夜のファミレスで読書」とか「ラブホ (しかもその名前がゴダールの映画からとられていたり)」とか「中国人組織」とか「ロボットみたいな IT 系会社員」とか「綺麗な姉とそうでもない妹との軋轢と邂逅」とか、出てくるモチーフがことごとく古臭く感じるのはなぜだろう?実はこれ、何かのパロディ小説なんではないかとか疑いたくなるくらいデシタ。
ここのところ読書感想文を書いていませんでしたが、その主な理由は、だいぶ前に買った英語の本 (サイモン・シンの「CODE BOOK」) が全然進まなかったのと(^^;、仕事が忙しかったこと、などでした。だんだん読書量が減っていることに我慢がならなくなってきたので、とりあえず CODE BOOK は棚上げにして、手ごろな文庫をまた読み漁りはじめました。
それ以外の本も全く読まなかったわけではなくて、例えば SAK 氏に借りた「会計士の父が娘に贈る32+1の手紙」は面白かった。父が娘に伝える、お金の哲学の本で、昔なら親から子へ自然と受け継がれていたような知識が、父から娘への手紙、というほほえましい体裁をとってつづられています。父の実体験に基づく「お金」に関する考え方が、とてもリアリティがあってよかった。「金持ち父さん貧乏父さん」的評価軸で言うならどっちかというと「貧乏父さん」よりの話だと思うけど、日本人一般の感覚としてはこちらの方が近いと思うんだよなぁ。
(遅くなっちゃいましたが) あけましておめでとうございます。
去年は文字通りあっという間に過ぎてしまった一年でした (去年の初めには無事年末を迎えられるとはとても信じられなかったものだけれど…^^;)。今年はいったいどんな一年になるのでしょうか。ある意味去年より重要な一年だよね>だれとなく。
そうそう、最近、この「memo」のありようについて少しいろいろ考えています。きっかけは「死」について考え始めたこと。といってもそんな大げさなものではないのですが、今、このサーバは自宅に置いてあるおうちサーバでサービスしていて、いろいろ融通が利いて便利な反面、もしある日僕が突然死んじゃったら、たぶん誰もメンテナンス出来ずに、ある時ひっそりと電源を落とされる運命なんだろうな、と気が付いたんですよね。
僕は常々、一度 Web 上に上げたコンテンツは可能な限り消すべきでないと思っていて (そうでないと Hypertext としての本質が失われてしまう)、そう考えると、情報が一個人の生死に依存している状態、というのは好ましくないと思うわけです。
そんなこんなで、正月休みの間に少し、各種 Blog サービスについて調べていたりしました。もしかしたら近々どこかのサービスへ引っ越しするかもしれません。作者が死んでもコンテンツを維持してくれるサービス、なんてあんまりないのかもしれないけど…(笑。
それでは、今年もよろしくお願いします。
グレッグ・イーガンの日本オリジナル新作短編集です。「行動原理」「真心」「ルミナス」「決断者」「ふたりの距離」「オラクル」「ひとりっ子」の7編が収録されています。「ルミナス」は 90 年代 SF 傑作選(下)にも収録されてましたね。
「行動原理」はイーガンの出世作にあたる初期の作品で、「ひとりっ子」は最近の作品だそうなので、結構著者の幅広い年代の作品が収録されているらしい本作、個人的には表題作「ひとりっ子」とその姉妹編「オラクル」が面白かった。ネタばれせずに感想を書くのが非常に困難な2作ですが、一言で言うと相変わらず僕は出産というテーマに弱いなぁ、って感じかな(笑。
今回が再読となった「ルミナス」も、改めて面白いと思いました。イーガンの本って、普段 SF だけを読んでいても実はあんまり楽しめなくて、SF も読むけどポピュラーサイエンス本も読む、僕のような読者にぴったりなんじゃないかと思ったり。「ルミナス」に関して言えばゲーデルのアレについては多少なりとも知っていたほうがより楽しめるし、「オラクル」「ひとりっ子」についてはペンローズやチューリングに関する本を読んでいるとより楽しめると思う。他にもミンスキーやデネットあたりは読んでおくときっと吉。この辺は「読んでて当然」レベルといってもいいのかもしれないけれど…。