週末はまたスプラトゥーン2のフェスを堪能。ところでこのゲーム、人気もあるけどアンチも多くて、「1の方がよかった」という人もそれなりの数いるのですが、アマゾンの低評価レビューを摘まみ読みしてみると、どうもマッチングアルゴリズムに不満を持っている方が多い様子。
曰く、「連勝の後は連敗するようになっている」「介護マッチング(=連敗すると勝たせてストレスを解消してやろう、という意図が見え見えの強者ばかりのチームに入れられる様)」等々、どうもあのマッチングに神経を逆なでされている人が多いようなんですよね。
で、週末フェスやりながら思ったんですが、フェスの時に出るフェスパワーとかリーグマッチ時のリーグパワーって、かなり納得感あるじゃないですか。あの数字の大小はかなり肌感覚としての強弱の印象とも近いし、絶対値もとても参考になる印象。アレをもっと前面に出せば良いんじゃないかと。
普段のソロナワバリなどの時でも自分の累積ナワバリパワーが常に表示されてて、試合時にもお互いのチームパワーが表示されれば、「お、今回は相手が強そうだから頑張らないと」とか「少しは余裕がありそうだ」といった心の準備が出来るだけでも結構違うような気がするんですよね。
ナワバリは友達と合流して遊んだり出来るから、フェスの時のように単純にパワー別にマッチングするのは難しい場合も、合流している友達同士はその平均でマッチング、でこのゲームの合流は敵味方関係ないから8人そろったらその中で出来るだけ均等になるように分割、とすれば良いような。
もちろんブキの種別なども適度にパワーに対して重み付けをした上で出来るだけ均す(個人的にはオールチャージャーチームとかも時々なら面白いのでパワー均等化優先で良いような気が)。
何となく実はもう内部アルゴリズム的にはそういう感じになっている気もするけれど、これは可視化することに意味があるような気もするので、そんな風に改良されたら嬉しいな、と言うお話。
単純に絶対値として比較可能な「数字」が出てしまうと、そればかりを追求する先鋭化したガチ勢が生まれて一般人が置いてけぼりになり、結果かつての格闘ゲームのようにゲーム自体が衰退してしまうことを恐れているのかもしれないけれど、対戦する以上それはもう避けられないのでは。
言ってしまえば将棋のレーティングのように、各プレイヤー同士の勝敗の記録さえあれば計算できてしまうものですからね…。そうか、ある程度多くの人が勝敗の記録を提供してくれれば、別に運営側でなくてもレーティングは計算可能ですねそういえば。そういう野良サービスがあったら面白いかも。
ところでスプラトゥーン界隈での「介護」と言う言葉の使い方は、実はさっき俺が書いたのとは逆の、「自分は強いのに足手まといな味方を『介護』しつつ勝負しなければならない」という不満の表明として使われることの方が多いようなんですが、個人的にはそれはどうだろう、と思っちゃいますね。
チームで自分が一番強く、チームメイトを助けることが出来るほどならむしろ誇らしく思って欲しい。ゲームなのだし、勝つことだけが目的ではなく、チームメイトと一緒に楽しんで欲しいと思うんですよね。
この間も俺(フェスパワー1500前後)と息子くん(フェスパワー2000超え)で合流してナワバリを楽しんでいたときに、明らかにプレイを始めたばかり、と言う動きのランク1プレイヤーと同じ部屋になりまして、何戦かしてみると明らかに彼のいるチームが負け続けていました。
そうなってくると、俺も息子くんも「ヤバい、ヤバいよ。このままだと彼このゲーム嫌いになっちゃうよ」と心配になり、彼と同じチームになったときは全力でサポートして、なんとか勝たせてあげようと頑張ったりしました。
息子くん曰く「こんなに本気で勝とうと思ったのは久しぶり」と笑っていましたが(結果は勝ったり負けたり、でした)、少なくとも僕らはあの誰とも知れない彼と遊んだひとときがとても楽しかったし、皆もそういう風に楽しめれば良いのにな、と思うのです。
妙に長くなってしまった(汗。連投失礼しました。