Mydoom が攻撃開始, 似非科学
Mydoom が攻撃開始
このニュースを読んで、ぽっと頭に「我々が普段意識している『コンピュータ』とは全く異なるレベルで密かに戦いを繰り広げるソフトウェア達」というような絵が浮かんでしまいました。
考えてみると、コンピュータウィルスというものは既にかなり前から、「単一のソフトウェアとしてではなくソフトウェア群体として機能する」というレベルのものになっているわけです。対して、それに対抗しなければならない OS やサーバソフトウェアはまだまだ個体レベルにとどまっています。プログラム的には全然大したことのないウィルスに対して、よっぽど高級なはずの OS やサーバが敵わないのは実はその辺に理由があるのかも。
例えば今回の SCO サイト攻撃の場合も、攻撃してくる感染 PC 上のウィルスを、サーバクラスタで迎え撃って一台一台反撃 (強制修正) していけたら、それほどの時間もかけずに撲滅することも (技術的には) 可能なわけです。
現状、そういった能動的な対策が取れないのは、あくまでも OS が個体レベルに留まっており、ユーザ等外部からの司令無しには「群れ」としての行動が出来ないから (WindowsUpdate やパターンファイル更新などもあくまでもクライアントドリブン、つまり個体としての動き)、と言うことも出来るのではないでしょうか。本来、OS やサーバソフトウェアの方が投入できるリソースも豊富だし、正規に各種情報にアクセス出来る分有利な立場にいるはずなんですよね。
基本的に「全てがユーザの手の中になければならない」 PC の世界で OS やサーバソフトウェアがそういった積極的に群れとしての行動を取るのは難しいかもしれませんが、ネット家電等の組み込み系では最初からそういう性質を持たせたシステムソフトウェアを載せておくことは可能かもしれません。1
似非科学
もっともらしい統計やそれらしい根拠を語ってネタにするのはいいけど、そのネタが何か or 誰かの中傷だったりするものは根本的に好かん。酒の席のネタだとしても加わりたくない。
ネタ、と自分で言いつつ2真正性を強調するのも訳分からんぞ。よりそれらしい方がネタとして面白いからか?俺から見るとネタはどこまでいってもネタなんだが…。