EE+GS が 90nm、というのは嘘, 一番の問題は
EE+GS が 90nm、というのは嘘
これが本当だとするとかなり悪質だなぁ。あ、EE+GS というのは、もともと PS2 の心臓部を構成していた EE (エモーションエンジン) と GS (グラフィックスシンセサイザ) を1チップに集積したもので、PSX の心臓部として使われているプロセッサのことです。
この件に関しては10月に正式にニュースリリースも出しているわけで、そのリリースの時期からしても、もし何らかのアクシデントでファーストロットは 90nm 品でなく 130nm 品を積まなければならない事情があったとしても、明らかに関係者は分かっていたはず。その場合当然リリースは止めるでしょう、普通。
とはいえ、上記 130nm 品であることを確認した、というニュースソースがどれほど信頼できるのか、という点については続報を待たなければいけませんね。誰かがちょっと確認してみれば分かってしまうような話ならば、そんなみえみえの嘘をついてどーするのか? (90nm で世界初を競ったところでそれほど商売に影響するとは思えない) というところもよく分かりませんし。
まさか「90nm プロセス」という言葉を、一般的な意味ではなくて何か極めて作為的なところを測った独自用語として使ったのでした、なんてオチじゃないだろうな。いわゆる「ソニーショック」にショックを受けてるんだかなんだか知らんけど、企業トップが浮き足立ってどうする、と思うぞ。
しかし、PSX をめぐるごたごたを思い出すと、十分浮き足立ってた、とゆー気もする(笑。何をいまさら、かな…。
追記。2chでも突っ込まれてましたが、Semiconductor Insights (今回の「発見」をした企業) の言う、実際のダイは 90 平方ミリで正式発表の 86 平方ミリより大きい、という記述部分が、もし本当に 130nm プロセスで作られていたとすると矛盾する結果を生む (そんなに小さく出来ない) という疑惑があるようですね。
国内ニュースソースが未だ HotWired のみであるところなどを見ると、どちらかというとこの Semiconductor Insights という会社の方が怪しゲ?
追記その2。毎日の記事には短いながらも Sony のコメントが載ってますね。これを読むとそもそもそんな大した話じゃないっぽい。なんだ…。
それにしてもこの手の話題では 2ch はとても有用ですねぇ。あっちゃこっちゃのニュースソースは続々と報告されるし、いろんな方向の意見があっという間に出て来るし。どーしよーもないノイズも山ほどありますけどね(笑。
一番の問題は
「あー今の Sony ならやりそう」と真っ先に思ってしまったこと、かもな…(汗。