sarge 移行(2), IPA フォント(2), 新しい DMC-FX シリーズ
sarge 移行(2)
HDD からブートするようになったのはよいのですが、今度はブートプロセスの途中で止まる。どうも /etc/modules に書いているドライバがいけなかった模様。それまで、ALSA 関連の「snd-cs4281」「snd-pcm-oss」「snd-mixer-oss」「snd-seq-oss」を指定していましたが、これを「snd-pcm-oss」のみに変更しました。
どうして snd-pcm-oss を指定しているのかというと、KDE の sound system の設定が「自動検出」だとうまく動作しなかったのですね (明示的に ALSA を指定してもうまく動かないので、どうも ALSA との相性が悪いらしい)。そこで明示的に OSS を使うように設定したのですが、udev を使っていると snd-pcm-oss モジュールがロードされていない限り、/dev/dsp が存在せず、やっぱり sound system が動作しないのでした。そのため確実にロードされるようにしたわけです。
次に問題になったのが PCMCIA の無線 LAN カード1上のネットワークインターフェイスがうまく up 出来ないこと。時々成功するのですが確率的には3割ぐらいしかうまくいかない。Kernel はこれまでも 2.6 系を使ってきていたので、orinoco ドライバの問題ではなさそうで、すると wireless-tools とか pcmcia-cs、dhcp client (これまでは pump を使っていました) などを疑ってみる。
ログを見ながらいろいろ試していると、まず、wireless.opts の設定で Managed モードの時は channel は指定出来ないのですね。これまでは特にエラーも出ていなかったので昔 Ad-Hoc で使っていた時のまま channel も指定していたのですが、Managed モードでは AP からその辺の情報を受け取るものらしく、普通は指定しないらしい。のでコメントアウト。それから ESSID も明示的に指定していたものを any に変更。しかしどちらも根本的な解決にはならず。
次なる手として、pump を dhcp3-client に変更してみました。以前やっぱり pump を使っていた時に、どうにもうまくいかなくて dhclient を使うようにしたことがあり (理由は忘れてしまったのですが)、もしかしたら今回も、と思い試してみました。個人的には結構成功確率が上がったような気がする?とりあえずこれで様子を見ることにします。
さて。sarge では kernel 2.6 で sysfs/udev を使うのがフツーらしいので、udev をインストール (sysfs は始めからマウントされてました。sarge ではわざわざ /etc/fstab に書かなくても勝手にマウントしてくれるらしい)。単に udev パッケージを入れただけで特に問題なく動作しています。/dev 以下が大変すっきりして、USB Storage Device とか挿すと自動的に sda1 とか出来てくれたりして、大変よろしい。
sarge の hotplug パッケージは非常に強力なようで、これまで普段は使っていないのであえてドライバをロードしていなかった内蔵 LAN インターフェイス (eepro100) も勝手に見付けてロードしてくれます。が、これのおかげで普段使っている PCMCIA の無線 LAN インターフェイスが必ず eth1 になるようになってしまいました。ほとんどのプログラムは特に変更なく動作しているのですが、MRTG の設定だけ変更。
その他、これを機会にローカルの MTA を exim から postfix に変えたり、なんだか起動時に「i2c がなんたら」というエラーを吐きまくる lm-sensors2 やその他現在は使っていなかったパッケージ (noflushd や nfs 関係など) を軒並 purge。もう少し消せるパッケージがありそうだなー。
てなところです。
IPA フォント(2)
というわけで、新しい IPA Pゴシックと MS Pゴシック、それから僕がこれまでメインで使ってきていた DynaLab の DF 華康ゴシック W5 を並べてみました。アプリケーションは KOffice1.3 の KWord です。
こうやって並べてみると、IPA ゴシックの英数字はとてもゆったりとデザインされていることがよく分かると思います。かといって文章として見たときにバランスを乱すほどではなく。僕のぱっと見たところの印象としては、AXIS フォントにちょっとイメージが似ているな、と思いました。AXIS よりはずっと素朴で、ちょっと古い感じですけれども。
このサンプルはプロポーショナルフォントのものですが、等幅フォントもなかなかカワイイデザインなんですよ。
新しい DMC-FX シリーズ
コンパクト機でありながら光学手ぶれ補正を搭載する DMC-FX シリーズの新型が発表されました。スリム化された半面、微妙にレンズが暗くなってたりしますが、AF 周りの改善 (最大9点のマルチ測距や AF 補助光の搭載) や液晶の大画面化はちょっと羨ましい。AF については結構苦情がいってたとみた(笑。
ヴィーナスエンジンの改善点は高速化くらいしか書いてませんが、例のノイジーな画質が改善されてると良いですね。
新しい DMC-FZ3 もそうだけど、旧ラインのデザインポリシー (ちょっと武骨?) の方が僕は好きだなぁ。
追記。ITmedia に早くも実写サンプルがあがっていました。これを見ると、ノイジーな傾向は変わっていないようですね。FX7、FZ20 の 500 万画素ラインは特にノイズがひどいように見えます。FZ3 が一番まとも?両者とも画素ピッチ的にはそれほど変わらないはずなんですが…。