任天堂のやる事がいちいち納得できることについて。, 「NANA」と言えば…(2)
任天堂のやる事がいちいち納得できることについて。
今回の E3 で任天堂も Revolution 改め Wii に関する情報をいろいろ公開しましたが、その内容がいちいち的確で腹が立つ…<なぜ?(笑。
まず、Opera 搭載。組み込み用ブラウザとしての Opera は素晴らしいですよ。僕は京ぽん、りなざう (Linux Zaurus) 上で Opera をさんざん使っていますが、例えば同じりなざう上で NetFront と比較すると、同じページをレンダリングするにも圧倒的に早いです。消費クロックレベルでゴリゴリにチューニングされている感じ。レンダリング品質も IE、Mozilla には少し及ばないながら、NetFront よりはずっといい。
次、WiiConnect24。ネット接続された Wii の電源を完全に落とさずに、使っていないときでもネットワークからコンテンツをプッシュしたり自動ダウンロードしたり出来る機能です。DS のすれ違い通信などと同じように、ゲームをプレイしていないときでも自分の Wii がなにか変化している、というこの機能は、任天堂の狙う「ゲームプレイ時間の増加」に大いに貢献しそう。PS3 や Xbox360 のようなパワー追求路線からはなかなか実装しにくい機能ですよね。いいとこ突いてくるなぁ。
最後に、実際のプレイの様子をたくさんデモしたこと。Wii の最大の特徴はそのユーザーインターフェイスにあるわけで、実際に人がそれをどう扱うかが分かる、ということは彼らにとってとても重要なことです。PS3 コントローラの 6 軸加速度センサーの使い方がまだまだ実験的なものだったのに対して、Wii のデモはすごくダイナミックで、まさにあのコントローラあっての Wii であることが分かるものでした。プレイの様子はちょっと EyeToy と似てますね。EyeToy をプレイした経験から考えると、いつもあんなふうにダイナミックにプレイしているとちょっと疲れてしまいそうだけど、Wii の場合はヌンチャクコントローラやクラシックコントローラ、といったものを使っていわゆる普通に座ってプレイできることも出来るでしょうから、きっとユーザがその日の気分でプレイスタイルを変えたりすることも出来るのでしょう。
社長が岩田さんになってからの任天堂のこのそつの無さ、ってのはなんなんでしょうね…。
「NANA」と言えば…(2)
この間偶然、深夜にやっている「NANA」のアニメを見ました。この間見た実写版映画って、漫画のイメージの再現度がべらぼうに高かったんだなぁ…ということが分かってなにゲに面白かったんですが、それより驚いたのは途中流れる CM でのタイアップ商品の変さ加減。2頭身の NANA を操作するゲームとか、「一体これって誰が買うの?」というような奇怪な商品が次々に出てきて、商魂たくましいのはいいことだと思うけど…と。今「NANA」を取り巻く状況、ってのはそんな感じなんですねぇ。まさに「ブーム (の廃れかけ?)」というところなのかな。



