そろそろ搭乗。
無事帰国。
日本暑い。お土産チョコは失敗だったか。
今回の出張では、飛行機で4本(往復2本ずつ)と、アマゾンプライムで2本ダウンロードしておいた映画を観ました。いつものように一言感想を記録。
見た順で。一本目はエマ・ワトソン「美女と野獣」。とにかくエマが可愛い作りで、まっすぐな歌声も好きなタイプ。なかなか楽しめました。ディズニーが本気で作ったアイドル映画、という趣だなぁと。美術がアニメチックではなくちょっとおどろおどろしい感じなのがユニークに感じました。
二本目は邦題が(悪い意味で)話題になっていた「Hidden Figures (邦題:ドリーム)」。NASAでマーキュリー計画を支えたマイノリティの計算手たち、という俺が楽しめないわけがない題材のドラマ。作り手の思惑通りに楽しみましたが、あの時代の差別表現はちょっと戯画的か。
あとロケット関連の映画の場合、打ち上げや帰還のドキドキは放っておいてもドラマになるせいか必ず山場に持ってこられ、なんだかちょっとズルい感じ(^^;。や、別に全然ズルくはないのですけれども…。
三本目はプライムでダウンロードしておいた「サカサマのパテマ」を。「イヴの時間」の吉浦康裕監督の劇場オリジナル作品。それにしても、今アニメ製作を志す人たちにとってジブリ作品ってのは誰でも一度は乗り越えなきゃならない呪いのようなモノなんでしょうかねぇ…とちょっと勝手に切なくなったり。
新海さんの「星を追う子ども」を見たときにも似たようなことを思ったんですけどね。あ、きっとジブリのあの作品のあの場面みたいな感じにしたかったんだな、というのが分かりすぎてツライ。全く邪な見方とは思いつつ…。
そういう邪念を無視して見ると、パテマは可愛いしお話・設定は凝っているしで、個人的な「愛すべきB級作品」枠だったかもしれない(失礼)。音楽が大島ミチルさんでアマゾンレビューでは「陳腐」なんて書かれてましたが、僕は結構好きだったかな。挿入歌が毎度ICOっぽい(^^;。
往路一本目は矢口史靖監督の「サバイバルファミリー」。世界から電気という電気が消えてしまった世界で家族がサバイバルする内に失われかけていた家族の絆を取り戻す、とあらすじだけ書くとよくありそうなトンデモディザスター映画ですが、そういうベタを矢口流でやったことに価値のある映画。
電気は発電所が止まったとかそういうレベルじゃなくあらゆる電池式の機器も止まっていて、新たに電池も作れない様子。しかし圧電着火式のライターは使えたり人の精神活動には支障なさそうだったりと細かく見ていくと粗だらけだけど、そういうところを突っ込む映画ではないのでしょう。
僕も最初はガンマ線バーストとかかしら…とかいろいろ考えていたけれど、途中から考えるのを止めました(^^;。水や食料が乏しくなってきた時期のシーンはもっとずっとシビアに描くことも出来るだろうし実際はそうなるような気がするけど、あくまで軽妙に描くのが矢口流ですね。
そういう意味では、題材に反して、オチも含めて安心してみられる映画。まぁ好きじゃない人はそういう軽さ(昔の言葉で言えばC調?)が好きじゃないのだろうなぁと思ったりするけれど、俺はアリ。
袋二本目はまた「君の名は。」を観てしまった(汗。6回目。BDもいつもの通り予約済みだし、あと何回観るのやら。
で、最後の一本目はまたアマゾン旧作で今敏「パプリカ」を。今回初めて気がついたけどこれキャラデザ・作監が君の名は。と同じ安藤雅司さんだったんですね。とにかく圧倒的に絵がスゴい映画。パプリカも千葉さんもオッサンどもも皆スゴい。アニメーターを志す人なら間違いなく必見、なんだろうなぁ。
遙か昔に原作も読んだはずなのに内容ほとんど覚えてなかった。筒井康隆のこの手の話にありがちなむちゃくちゃな内容だった記憶はあれど、これ映画の方がもっとむちゃくちゃになってない?(汗。むちゃくちゃさが少し話の散漫さに繋がっていたような気もしたけれど、とにかく絵を見ているだけで幸せ。
今敏監督といえば、千年女優は観ているので実は未見の「パーフェクトブルー」を観てみたい。東京ゴッドファーザーズの方はアマゾンにあったような気がしたのだがなぁ。
それにしてもアマゾンプライム、今回ダウンロードする際、最高画質を選んだはずなのに、やっぱり解像度が足りてない気がするんだよなぁ。画質面であんまり積極的に使いたいと思えないサービスだなぁ今は。
とりあえず以上です。そういえばこの間、「言語化した方が印象に残りにくい」という研究がありましたが、僕が見た映画の内容をあっという間に忘れてしまうのは毎回こうやって適当な言語化をしてしまうせいだったりして…とちょっと思ったり(^^;。
このフルモデルチェンジしたN-BOXの内外装を見ての個人的な感想は、申し訳ないけど「ホンダやっちまった」感。現行より売れる気はあまりしないなぁ>ホンダ、今秋登場の新型「N-BOX」「N-BOX カスタム」内外装写真公開 - Ca… http://car.watch.impress.co.jp/docs/news/1064399.html
もちろんもっぱらデザインだけみた場合の話ではありますけれど。ホンダセンシングとか燃費性能、車内の使い勝手などが順当に進化してるならフツーに売れるでしょうけどね。
そうだ、復路に阿部寛の「恋妻家宮本」も観たんだった。これ、優柔不断で不器用な国語教師阿部ちゃんが熟年離婚の危機を乗り越えるハートフルコメディ、のはずなんだが、途中あるシーンの阿部ちゃんの行動が個人的に(とゆーかウチの夫婦的には)アウトで、あんまりホッコリしなかった。難しいね。