Lenovo Legion Tab (8.8",5) Review
Lenovo Legion Tab (8.8",5)購入記
去年、HEADWOLF Titan1(以下F8)を購入し、今までメインのタブレットとして日々持ち歩いて使ってきたのですが(購入当時のReviewはこちら)、特に大きな問題があったわけではないものの細かな点でどうにも愛着が持てず、ついまた次のAndroidタブレット、Lenovo Legion Tab (8.8",5)(以下TB323FU)を購入してしまいました。そんなわけで、再び主に直前まで使っていたF8との比較という形で、TB323FUのレビューをまとめておこうと思います。ちなみにF8は発売記念特価で39,999円(ガラスフィルム、純正ケース付き)で購入できましたが、TB323FUは大手メーカー品ということもあり約12万と3倍の価格でした(汗)。とはいえ半導体不足や円安などによりIT機器の値段がうなぎ登りの昨今を考えると案外高くないのかも?なおフィルムや純正ケースは本体購入時のポイント(10%以上ついた・汗)で買えたので、実質本体価格のみで買えた点は同等ではあります。
比較表
個人的に気になるポイントの比較表を今回もまとめてみます。
| 項目 | HEADWOLF F8 | Lenovo Legion Tab (8.8",5) | 備考 |
|---|---|---|---|
| SoC | MediaTek Dimensity 8300 | Qualcomm Snapdragon® 8 Elite Gen 5 | |
| RAM | 12MB(LPDDR5X) | 12MB(LPDDR5T) | |
| Storage | 256GB(UFS4.0) | 256GB(UFS4.1 Pro) | |
| MicroSD | 対応 | 対応 | |
| Display | 8.8インチ、2560x1600 | 8.8インチ、3040x1904 | 343PPI、408PPI。TB323FUはDP-Alt Mode対応 |
| Refresh Rate | 最高144Hz(固定) | 最高165Hz(適応可変) | F8は60,90,120,144で固定(適応可変ではない) |
| Speaker | 短辺に2つ | 短辺に2つ(Dolby Atmos) | |
| OS | Android 16 | Android 16 | F8は当初Android 15だったがOTAアップデートでAndroid 16になった |
| 生体認証 | 顔認証 | 顔認証 | |
| Wi-Fi | 6E(トライバンド) | 7(トライバンド) | |
| Bluetooth | 5.4 | 6.0 | |
| 4G LTE | 対応 (GSM:B2/3/5/8, WCDMA:B1/2/5/8, FDD:B1/2/3/4/5/7/8/20/28AB/66/B38/39/40/41, TDD:B38/39/40/41) | - | |
| Sensor | GPS/光センサー/ジャイロセンサー/重力センサー/地磁気センサー | 詳細不明(GPSやジャイロはアリ) | |
| Battery | 7200mAh/PD20W | 9000mAh/PD68W | |
| Size | 209x130x7.9(mm) | 206.5x128.5x7.6(mm) | |
| Weight | 325g | 360g | F8はアルミとプラスチックの組み合わせ、TB323FUはアルミユニボディ |
横並びで比較すると流石にTB323FUの優秀さが際立ちますね。まぁ今回5世代目となるLenovo Legion Tabは8インチクラスのAndroid Gaming Tabletとして世界的にも確固たる地位を築いている製品ですからある意味当然かもしれません。なおTB323FUはF8と違いセルラー接続はできないので再びテザリング・フリーWi-Fi運用に戻ることになりますが、多少不便にはなるものの回線費用やバッテリー消費、あと技適適合性のグレーさなどを考えると十分許容範囲と判断しました。
実際の使用感

そもそも今回の買い替えの理由が「(日々の使用感的に)F8に愛着が持てない」だったわけで、その点がどうだったのか、を中心にまとめてみます。
- 元のF8も今回のTB323FUも純正フォリオケースを付けて使っていますが、そのケースの設計自体は両者ほとんど変わりません。ケース本体はハードプラスチックで、そこに柔らかいカバーを磁石で付けられる(完全に取り外すことも可能)、という構造です。個人的に蓋はあまり必要性を感じず、可搬性重視=軽量重視なので蓋を付けずに運用していますが、その状態の本体+ケースの重量はF8が約400g、TB323FUが約420gと、TB323FUの方が少しだけ重くなりました。とはいえ本体の重量差は35gあったところが差が減っている点、また本体ケース自体のデザインやフィニッシュもLenovoの方が上に感じました。塗装の問題か、Lenovoの純正ケースの方が手触りが柔らかいんですよね。
- あ、そういえば元のF8では元々U880用に買った比較的指すべりの良いノーブランドのガラスフィルムを貼って使っていましたが、今回のTB323FUではPDA工房の純黒クリアを貼ってみました。このフィルム、ハードコートのプラフィルムで、超低反射を誇るマット系フィルムです。実際ほとんど反射は気にならず、指の皮脂も目立たずに今のところはとても良い感じ。↑で書いた本体+ケース時の重量の軽さにも貢献していそう。
- F8のホームアプリはAndroidのリファレンス実装を少しだけカスタマイズした「Quickstep」でしたが、ホームアプリ、また設定などを含めて、ほとんどカスタマイズされていないようで、どうにも痒いところに手が届かない、という感じでした。結局ホームアプリは途中からMicrosoft Launcherに入れ替えて使っていましたから。カスタマイズ不可だった点で特に気になったのが画面をタップしてスリープ解除することができない点(Microsoft Launcherに入れ替えて可能に)、本体の電源ボタンを使わずにスリープさせる方法がなかった点(最終的にはアクセシビリティメニューをジェスチャで使う形に落ち着いた)でしたが、TB323FUではそのあたりは問題なく標準の機能で賄えたのはさすが大手メーカー品、という感じです。あと地味に画面のリフレッシュレートがちゃんと適当可変(アダプティブ)なのも良かった。F8はリフレッシュレート120Hz固定で使っていたんですが、画面にムービーが流れているようなシーンでは何故か全体のリフレッシュレートもそのムービーのフレームレートに律速されてしまう、という意味不明な仕様があって、かなり使用感を落としていました。TB323FUの場合は当然そんなことはなく、常に快適です。
- 今日気がついた細かい点として、BT等でハードウェアキーボードを接続したときに、LenovoならちゃんとESCキーをESCとして使えるよう設定できるのも地味に驚いた。Androidでは伝統的にESCキーばBackボタンに割り当てられているんですよね。本体スペック的にPCライクに使うことも考慮されていることが理由なのかな…。
- Antutuベンチマークのスコアは妙に高いMediaTek SoCのF8ですが、Google Speedmeter 3.1では約2倍ほどTB323FUの方が速い、という結果となりました(右のスクリーンショット)。ちなみにTB323FUと同じQualcommのSnapdragon 7+ gen3を積んでいたU880もSpeedmeter 3.1では「19.0」でしたので、CPU性能的にはSnapdragon系の方が高い場面も多そうです(体感ともマッチ)。
- TB323FUに関する一部レビューでは「生体認証がない」と書かれたものもありましたが、F8と同じようにTB323FUでも顔認証可能です。画面をダブルタップしてスリープ解除したあと、すぐ顔認証で使い始められるのはやはり便利。
- F8の、またその前に使っていたU880のびみょ~な点の1つだったバッテリーの持ち(極端に持たない、というわけではないが、とても持つ、というわけでもない。僕の使い方だとだいたい二日毎に充電する感じ)については、やはり容量が大幅に増えているTB323FUの方が明確に持ちが良いですね。とはいえ、僕の場合LenovoのOSでは利用可能なバッテリー保護のための最大充電容量を80%までに制限できる機能を早速使っているので、その状態ではこれまでとほとんど変わらない印象。
- そういえばF8ではディスプレイの自動輝度調整機能は途中で切ってしまっていたのですが(どうにも思うように調整してくれずストレスが大きかったため)、今回のTB323FUでは今のところ自動調整で利用しています。ここまで使っている感じではかなりマトモ。そもそものディスプレイの色の出方は、デフォルトの「鮮やか」のまま使っているせいかかなり派手ですがくどいとまではいかない絶妙な塩梅に感じます。低輝度時の色転びも目立たない。
- そうそう、F8やU880などの格安タブレットでは真っ先に削られるカメラ性能については、TB323FUは5000万画素のイメージセンサーを積んでいることもあってかなりフツーです。標準のカメラアプリも大手メーカーなので当たり前ですがかなりマトモ。まぁここはF8のカメラ周りが酷すぎた、とも言う。
その他雑感
価格が3倍違うのである意味当たり前ではあるのですが、CPUパワーや細部の作り込みには明らかな差があり、使用感(いわゆる官能性能)は新しいTB323FUの方がとても良く、その意味では購入して良かったと思っています。現時点最強のSoC、Qualcomm Snapdragon 8 Elite gen5を積んだGamingタブレットなのに、僕がほとんどスマホゲーをやらない、という点は正直ちょっとモッタイナイ気もしますが(僕の用途的にはパワーよりも軽量さの方が欲しかった。その意味ではOPPO Pad Miniが国内販売されたら良かったのですが…)、まぁ将来遊びたいゲームが現れないとも限らないですし(アークナイツシリーズはずっとやりたいと思っている)、まぁそこは先行投資、ということで…(汗。
さて、F8をヤフオク!したり回線契約を止めてSIMを返却したりしないと…1
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なお、今U880はあゆみさんが使っていて、F8に切り替える?と聞いてみたところ元のU880のままで良いとのことだったのでU880の方を残すことにしました。顔認証があるなど便利な点も多いとは思うんですが、また引っ越しをするのが面倒らしい(汗。 ↩︎
