Android端末上ではこれまで、自分の非公開リストを見るためだけのためにTwitter/Xを公式アプリで利用していましたが、最近よんどころない理由によりアプリではなくブラウザから利用するように変更しました。
ただそうなると、公式アプリによるリスト閲覧では脆弱ながらも行えていた既読点への復帰ができなくなるのが痛い。さて、どうするか…と思ったときにふと、今ならLLMに手伝ってもらえばそういった機能を持ったブラウザの機能拡張も作れるのでは?と思いつきました。
調べてみると、ChromeはまだAndroidでは機能拡張が使えない、ということで、Firefoxで試してみることに。先の連休最終日を丸々使って、各種LLMに協力してもらってできたのが添付のような機能拡張です。
https://github.com/gitune/twitter-list-scroller
個人的にはそれなりに使えるものができたので満足。ちなみにLLMは今話題のGPT-5、Gemini 2.5 Pro/Flash、Claude Sonnet 4を使いましたが、先日のTrueType font merger scriptを作ったときと同様でGeminiさんがNo.1。
まぁ無料枠で使える量が多い、というのが一番の理由かもしれませんが、それを抜きにしても、一発で動くcodeを出力できる率は今のところGeminiさんが一番高い印象。GPT-5が作ってくれたcodeも興味深くはあったんですが、Geminiのものと比べるとかなり複雑で無駄も多かった。
傑作だったのはClaudeで、Geminiさんが作ってくれたcodeを投げて改善できないか聞いてみたところ、よしきたっ、と腕まくりしてデバッグ出力やら何やら大量に追加の処理を書き始め(元の3倍以上)、結局codeを書き終わる前にToken無料枠を使い切って強制終了、というオチ。
もう一つ興味深かったのが、Geminiさんと一緒にcodeを書いていると、ある地点まではちゃんと動くcodeを出力してくれていたのに、途中から急に些細なケアレスミス(Syntax Errorになるような)を連発し始め、どんどんenbugし始める、という現象が見られたこと。
まるでそれまで自分が書いていたcodeのことを理解できなくなってどんどん破壊するしかなくなってしまうような、まるでチャーリー・ゴードンのような振る舞いにちょっと心を揺さぶられました。実際には何らかの内部的な閾値を超えたからなのかな、と思いますけれど。
そういえば前回TrueType merger scriptを書いてもらった時も、途中のある時点で得られたものが最も完成度が高く、そこからはいくら指摘してもあとはenbugする一方だったことを思い出しました。今はまだあんまり難しい仕事を頼んでしまってはいけないようですネ。
Facebookも最近はFirefoxでPWAで使っていたりして(Chrome PWAだとなぜか待機時に電池を大量消費してしまいダメだった)、何気にAndroid上でもFirefoxの利用率が上がってきている今日この頃。生きながらえてほしいものだ。
あ、そういえばPWAではインストール済み機能拡張が動かない、という情報もあったんですが、実際に試すとフツーに動きました(汗。ただPWAだとステータスバー/ナビバーの背景色が常にグレーになってしまう、という問題があり、今のところはブラウザから使うようにしています。
日常的にAndroidでFirefoxを使うようになって、
・処理の重さを感じる場面はあまりないけれど、タッチパネルでスクロールさせるときの手触りが心持ち「重い」ような気がする。ヌルッとしてるというか。
・レンダリングが何だかとても綺麗に感じる。気のせいか?
レンダリングと言えば、例えばbskyの公式アプリに比べるとTwitter/X公式アプリのレンダリング…というかページの細かなレイアウトか、は超ヘボかったので、それがブラウザ版になってまともになったのは嬉しい。