birdいろいろあった, プラズマテレビと PSX

いろいろあった

…というのは清水義範の「国語入試問題必勝法」のネタですが、長い事日記を書かないでいた間には、やはりいろいろありました。

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド」を読んだ

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド ご存知、村上春樹著。僕の会社の村上春樹ファン、M 氏が、僕が読んだ村上作品1はどれも彼の中心的な作品ではない、といって貸してくれたのがこの本。

や、面白かったですよ。彼の作品には「女性よりも先にパンツをはかない主義の男」とか、微妙なところにフックしそうなネタがいろいろつまってますよね。そういうところが人気なのかな。

他にもいろいろ読んだんですが、すでに忘れつつあるので省略<ヲイ。やっぱり読んですぐ書かないとダメですね。

BS デジタル/110度 CS 用のパラボラアンテナを買った

夏に今流行りの薄型テレビを購入したわけですが、我が家は多摩丘陵に囲まれた、いわゆる難視聴地域。団地の共用アンテナではなくて、CATV 経由で地上波も見ています。その CATV 会社は、今のところ地上波についてはアナログ・デジタル双方ともパススルーで転送してくれているのですが、BS/CS 系はまだで、ホームページでの告知によると、BS デジタルパススルーサービスは来年以降、段階的に始まるとのこと。当初、そのサービスが始まるまで待とうと思っていたのですが、最近公開になった資料を見てみると、結局「専用コンバータ」なるものを設置しなければならないらしい。これまでの例から考えると、多分その「コンバータ」も有料貸与、という形になりそうな気がする。ならば、ということで、えいやっとパラボラを購入して (パラボラだけなら数千円で買えます)、自分でベランダに設置してしまいました2

スカパー!の時に一度パラボラ設置を経験していたこともあり、またベランダから部屋へのアンテナケーブルはスカパー!アンテナのそれを引き続き使うことにしてしまったこともあって (スカパー!のアンテナは撤去です)、設置はスムーズに行えました。ちなみに、スカパー!のパラボラについてきたアンテナケーブルは 4C のものでしたが、BS デジタル/110度 CS でも全く同じケーブルが利用できます。

BS アンテナをつないでみると、視聴可能なチャンネルが一気に増え、またこれまで表示されなかった地アナの番組表も表示されるようになったりと (その代わりに G ガイドの広告もしっかり表示されるようになりましたが・笑)、数千円の投資としてはなかなか楽しめています。

唯一の気がかりは、今のところ e2 by スカパー!ではペイパービューサービスをやっておらず、毎年夏の楽しみになっていた鈴鹿8耐の生中継が見られないかもしれないこと、くらいかな。今からスカパー!に意見しておかなくては!<クレーマーですか(^^;

自転車のタイヤを替えた

普段使っている自転車 (最近ではあゆみさんが乗る方が多いかも) のタイヤがパンクしてしまったのを機に、えいや、と交換してしまいました。そもそもハイプレッシャータイプのタイヤでオレオレ修理だとちと心配だったことや、8年近く交換していなかったのでかなりゴムの劣化が進んでいたこと (特にサイドウォール)、などが理由です。

元のタイヤは PRIMO COMET というほとんどスリックのタイヤでした。今回新たにはいてみたのは、Schwalbe Marathon Plus という、見た目はふつーのタイヤ。感想としては、漕ぎ味は確かに少し重くなったけれど、それ以上に乗り心地の改善がすごい気がします。なんだかすごく柔らかい感じ。

ところで、今回タイヤ交換は自分でやってみたんですが、これが思いの外大変でした。小径だからかビードワイヤーをリムにはめ込むところがすごく堅くて、あゆみさんと二人でうんうんうなりながら何とか入れました。今までこんなに苦労したことなかったけれどなぁ。次回はちゃんと自転車屋さんに頼もうっと。

プラズマテレビと PSX

ちょっと前の話。何度も書いている通り、我が家のレコーダは PSX です。そして、先日 (一応ハイビジョンの) プラズマテレビを買いました。
当たり前ですが、PSX は SD 専用の HDD レコーダで、内蔵チューナも地アナ・BS アナログのみです。そんなわけで我が家でも、最近の薄型テレビを買った人が最初誰しも感じる不満、「今までのテレビが汚くなった3」を感じることになりました。
ただまぁ我が家の面々はそこまで「テレビの画質」にこだわる人はいないので、まーこんなもんかーと、思っていたわけです。画面が大きくなった方がインパクトとしてはデカかった、というのもありますし。
そんな中、先日あることに気がつきました。
我が家のプラズマテレビには、出力端子がついています (というかふつー付いてるのか?)。といっても HDMI や D 端子で出力できるわけじゃなくて、S 端子なんですけど、おもしろいのは、地デジや BS デジタルの放送もその S 端子から出力でき、その際ハイビジョンの 16:9 の画面を 4:3 の SD へダウンコンバートするのに、いわゆるスクイーズ (横長の画面の左右をぎゅっと押しつぶした形。つまり映るものがみな縦長になる) で出力されるんです。
今回、CS を単独のスカパー!チューナからテレビ内蔵の e2 by スカパー!に移行した関係で、そのテレビの出力を PSX の Line につなぐことにしてみました4。そして、そのスクイーズ出力されたデジタル放送を PSX に録画、それを画面モードを「フル (このモードにすると 4:3 の画面を均等に引き延ばして表示してくれる。つまりスクイーズの逆になる)」で表示してみると、これが思った以上にイイんです!
元のデータがデジタルなので、一度アナログ経路を通るとはいえ地アナ画像よりもずっと純度の高い画像で、解像度もまずまず。そりゃもちろんオリジナルの HD ソースと比べると細部はつぶれてしまっていますけれど、地アナを録画したものに比べればずっと綺麗に見えます5。これは思わぬ発見でした。
最近の薄型テレビは皆そうみたいですが、番組表から録画予約もできます。予約しておくと、そのときテレビの電源が入っていなくても出力端子から映像・音声が出力されます。後は PSX 側で時刻を合わせて録画予約を入れておけば (実際には PSX 側でも番組表から予約した後チャンネルを LINE に変えるだけ)、ハイビジョンスクイーズで録画できちゃいます。
これでまだしばらくは PSX 買い換えなくていいなー、とホクホクした、秋の一日でした。


  1. なんだっけ、「国境の南、太陽の西」「ノルウェイの森」「スプートニクの恋人」「海辺のカフカ」「アンダーグラウンド」「アフターダーク」「羊をめぐる冒険」「神の子どもたちは皆踊る」くらいかなぁ、これまで読んだのは。こうやって書いてみるとなんだかんだ言って結構読んでるね。 ↩︎

  2. これまでもスカパーのパラボラをつけていたのですが、ベランダの外側、という微妙に規約違反な設置方法が気になっていました。そこで今回は、ベランダの手すりの上に載せてみることにしました。 ↩︎

  3. 実際に見比べると必ずしも汚くなっている訳じゃないんだけど、ハイビジョン放送 (というかデジタル放送) とのギャップがそう感じさせるんでしょうね。 ↩︎

  4. 夏の間の F1 中継を録画しなくちゃいけないので、PSX へつなぐことは必須なのです。 ↩︎

  5. これには我が家のプラズマテレビが XGA パネル (1024x768 ドットのパネル) を使っていることも影響しているのかも。16:9 の横長画面なのに XGA、ということはつまり正方画素じゃないってことなんですが、そのことが逆に、スクイーズされた VGA 画像を 16:9 に引き延ばすのには役立っているんじゃなかろうか…などと妄想しています。 ↩︎