birdきょうのつぶやき@digitune

きょうのつぶやき@digitune

アリスへの決別 山本弘「アリスへの決別」読了。そういえば以前、この本の表紙を見て「すわっ!買わねばっ!!」と思っていたのをすっかり忘れてて、先週の土曜にふらりと立ち寄った本屋でこの本を目にして思い出し買いました。7つの掌篇を収めた短編集です。どーでもいいけど、税込777円なのはわざとだろーか…。 (08:50 twiccaから)

山本さんの小説は一応SFということになっているけれど、と学会会長という肩書きからか、題材が余りに身近なものであるせいか、Sci-Fiというよりは風刺小説、反ファンタジー小説っぽい感じがします。ハクスリーの「すばらしい新世界」なんかに近い感じ。 (08:57 twiccaから)

まずは表題作「アリスへの決別」。行きすぎた表現規制の末路を描いた悲劇ですが、掲載誌が「うぶモード」ってww。そのせいか表現はフツーの人が「気持ち悪い」と感じかねない、かなりギリギリのところとなっているような。少なくとも僕は、子供に読ませることは一瞬躊躇してしまった(汗。内容は○。 (09:05 twiccaから)

次、「リトルガールふたたび」。ちょっといろいろ耳が痛い話。まさに風刺。あながちありえない話じゃないところがまた恐ろしい。ここまで読んで思い出してきたけど、そういえば山本さんのお話って結構暗いのだった…。でも面白かった。 (09:18 twiccaから)

「七歩跳んだ男」。うってかわって、このお話は月世界における古典SF的ミステリー。あとがきであったようにアシモフなどの作品に近いテイスト。しかしそこにも「とんでも」要素を忘れず盛り込むあたりは会長の面目躍如か(「めんぼくやくじょ」じゃなく「めんもくやくじょ」なのか。知らなんだ…)。 (09:25 twiccaから)

「地獄はここに」。一人の霊能者(を騙る詐欺師)の体験する恐怖を描いたホラー小説。やっぱり僕はホラーはあんまり好きじゃないなぁ。 (09:39 twiccaから)

「地球から来た男」。純SFの体裁をとっていながら、実は読んでいる途中ネタが分かってくると思わず苦笑いしてしまうタイプの風刺小説。そういえば僕もおんなじようなこと考えてました。いろいろ大変だなぁ。 (09:44 twiccaから)

で、「オルダーセンの世界」と「夢幻潜航艇」。どちらも亜夢界と深夢ダイバー「シーフロス」の活躍を描いた作品。前者は入門編的位置付けらしい。亜夢界の設定は結構面白い。「なんでもあり」になっちゃいそうだけど…。少しだけイーガンの「ディアスポラ」や映画の「インセプション」との類似を感じ。 (09:51 twiccaから)

八王子そごう閉店とな。うーん諸行無常。いろんな(甘酸っぱい)思い出も共に消えゆく、か。 (13:08 webから)