birdICO チーム新作は「The Last Guardian」!!, 「焼き上げた」?単に「焼いた」じゃダメなの?

ICO チーム新作は「The Last Guardian」!!

ワンダと巨像」から4年、全世界待望の ICO チームの新作が今アメリカはロサンゼルスで開催中の E3 で発表になりました!わーパチパチパチ!
新作は「The Last Guardian」。「ワンダ」の時は日本と海外では全く名前が違いましたから1、日本でもこの名前で発売されるのかどうかはわかりませんが、なんにせよもう少しすればプレイできるのかと思うととてもわくわくします。
実はまだ、E3 で発表になった最新のムービートレイラー見てないんですよ。じっくり腰を落ち着けて見たいと思っていて。なぜか E3 直前にリークされていた古いトレイラーからそれほど変わっていない、という話もありますが、またそれを見てから感想を書きますね。

「焼き上げた」?単に「焼いた」じゃダメなの?

会社の食堂横の売店には自家製のパンが売られているのですが、そのパンには「毎日ここのキッチンで焼き上げたパンです。」というようなポップがついています。このポップの「焼き上げた」という表現が、どうもパンを焼く、という行為に似つかわしくないような気がしてしょうがないんですよね。「焼き上げた」なんて大げさな、いったい何を成し遂げたというのだ、単に「焼いた」と書いた方がずっと印象が良いように思ってしまいます。
最近こういう、無駄に大仰と言うか、ほとんど慇懃無礼と言ってもいいような不快な言い回しがすごく気になります。よく話題になる「送らさせていただきます」2なんかはそもそも文法的にも変だけど、「送ります」「送っておきます」、よくても「お送りいたします」で十分でしょう。
他には「生き様」とかも気になりますね。最近、至る所で使われているこの言葉、もともとは否定的なニュアンスがあったそうなんですが3、最近はすっかりそういう感じが抜け落ちた文脈で使われています。この言葉自体、ごく最近に生まれたものではないか、という話もあるみたいですね。言葉の持つ意味は流転するものとはいえ、僕はこの言葉の持つやっぱり無駄な大仰さ、なんというか装飾過多な感じが好きになれません。素直に「生き方」とか「人生」でいいじゃん。
こういう言葉の細かなニュアンスとかが気になるようになるのって、やっぱり年取った、ってことなんだろうなぁ(笑)。

コメント

じゃんぼうさ (Wed, 03 Jun 2009 22:36:09)
かきこまさせていただきます。

焼き上げた、ってことで「職人が丁寧に作ってんだよ」って
いいたいだけなんちゃうかと。
文章的には単に「焼いた」でOK

仕事で日本語こねくり回してるので気ぃ狂いそうだぜ
へもへも。
クレーマー対策で先手打って重箱のすみをつつくような
日本語で不具合を仕様といいはるやりがいのある仕事です。
辞めてぇ
かぴのすけ、 (Thu, 04 Jun 2009 00:43:24)
書き込んで差し上げます。

あんまり言葉にこだわりすぎるとそのうちゲシュタルト崩壊すっぞ。

まあ、とりあえづこれ↓を見てくれたまえ。

http://dictionary.goo.ne.jp/srch/all/焼き/m0u/

「焼く」に対して「焼き上げる」は、単に焼いただけじゃなくて「十分に焼く」「焼いて仕上げる」的な意味がある。焚き火みたいな無造作に焼くものは焼き上げるとは言わんがパンみたく火加減調節やらなんやらしてなんぞか作り上げる場合は焼き上げるの方が適切なわけだな。

つまり意味がちょっと違うんだよ!!!

な、、なんだってーー!!!

年収50兆円ぐらいなのに毎年80兆円も予算立ててる日本政府が100年に一度の大不況だとかほざいてる昨今に立てた今度の予算が100兆円。

ふ、、増えてる!!!

だからまあ、細かいことはもういいんじゃね。
Digitune (Thu, 04 Jun 2009 07:02:01)
なんじゃ君たちわ…(笑>うさどん、かぴのすけ

「職人が丁寧に〜」とか「十分に〜」というようなニュアンスを加えたい、という書き手の意図や言葉の意味が違う、というのはもちろん分かっておる。僕が言いたかったのはむしろ、そういう宣伝目的の意図が見え見えで鬱陶しい、って話だ。“マーケティング”的にその方が印象がいいのでそうした、というような浅ましい意図が透けて見えるのが不快、と。

> だからまあ、細かいことはもういいんじゃね。

予算が増えてるのはあれですかね、各種企業救済活動のために資本注入やら財政出動やらが増えるから、すかね。アメリカでもオバマさんが今年の初めに過去例の無い規模でお金ばら撒いてたけど(trillion、という単語が飛び交っててなかなか壮観だった・笑)、それに倣ってみた、というところか。
かぴのすけ、 (Fri, 05 Jun 2009 11:54:02)
> というのはもちろん分かっておる

焼き上げるは「焼いて、なんぞか作り上げる」という意味だとゆっとろーが。なんか作るために焼くのは「焼き上げる」。
Digitune (Fri, 05 Jun 2009 13:23:55)
> なんか作るために焼くのは「焼き上げる」。

じゃあ何か、君はトーストを焼いてくれと頼むのにも「トーストを焼き上げてくれ」とか言うのか?「目玉焼きを焼き上げた」「タン塩を焼き上げた」、おかしーだろー明らかに。
かぴのすけ、 (Sat, 06 Jun 2009 00:42:54)
> 君はトーストを焼いてくれと頼むのにも「トーストを焼き上げてくれ」とか言うのか?

DIOかよ。

焼き上げるは仕上げると用法的に近いと思われるから、トーストを仕上げてくれと言わないのと同じ話だな。トーストごときは既にできているパンを焼いているだけに過ぎない。目玉焼きを焼き上げた、はふつーに言いそう。別に何も明らかではないぞ。世界は謎だらけだ。
Digitune (Sat, 06 Jun 2009 19:51:45)
待て待て待て。いつの間にか「言う、言わない」的話になっているが、もともとそういう話じゃなかったぞ。
基本的にどっちも「アリ」だが、「焼き上げる」の方を選ぶ、そのセンスが気に入らん、という話だ。単なる個人的嗜好の発露なんで、同意するも否定するも、さっくり聞き流すが吉。
言ってみれば、「よろしくお願いします」の「よろしく」を、漢字で「宜しく」と書くか、それとも開いて「よろしく」と書くか、というような話と同じだ。僕は絶対に開いて書くようにしている。どうも漢字の「宜しく」って好きじゃないんだよね。
かぴのすけ、 (Sat, 06 Jun 2009 22:49:39)
意味的に焼き上げるの方が適切にしても語感的に嫌いということか。俺もソフト業界で良く言う「上流工程」「下流工程」みたいな言い方は大嫌いだ。こんな言い方してるようじゃ日本のソフト業界が世界に通用する日はこねえ。

  1. 海外では「Shadow of Colossus (巨像の影)」というタイトルでした。 ↩︎

  2. ヒドイ人だとこれがさらに「送らさていただきます」となる。 ↩︎

  3. 「様」の字を濁って読ませる場合、嘲りのニュアンスが含まれることが多いとか。 ↩︎