ATOK X3 for Linux
ATOK X3 for Linux
そんなわけで、早速買ってみましたよ、ATOK X3 for Linux。4,725円ナリ。
最近、Desktop 用 Linux としては Ubuntu へ移行しちゃってるわけですけれども、こちらのページにあるインストール方法に則ってインストールしてみたところ、何の問題もなくさくさく動作し始めました1。なお、元々 atokx2 をインストールしていた関係からか、atokx2、libiiimcf3、libiiimp1 は手動で削除する必要がありました。ほかにも必要のないパッケージがあるかも。今回から、root 権限で動作する daemon はなくなったんですね。/etc/init.d 以下にも何も足されないようです。
なお、当初 XIM 経由で ATOK を使う qt で、ステータスウィンドウ (アクティブなウィンドウの左下に小さく出る窓) が巨大で驚いたんですが、デフォルトではインストールされない iiimf-properties (atokx3 の tar ball の ATOKX3/bin/deb/IIIMF/iiimf-properties_trunk_r3104-js1_i386.deb にあります) をインストールした後、iiim-properties コマンドを実行して、「入力方式のステータスを表示する」のチェックを外したところ、無事表示されなくなりました。今回から正常に ATOK パレットが表示されるようになったので、ステータスウィンドウはなくても問題ないです。
唯一残った問題としては、qt アプリケーションにてトリガーキーによる IM の off ができないこと、でしょうか。どこかの設定をいじればよいのだと思うのですが、今のところまだその設定を見つけられていません。ただ、いまや ATOK パレット上のボタンで off することができますから、実はあんまり困らないのかも。
追記。いくつか問題がありました。
まず、iiim-properties を使ってステータスウィンドウを出ないよう設定しても、しばらくするとまた出るようになってしまいます。この問題についてはこちらの方のページ2経由で gconf 設定ファイル周りの問題であることがわかり、リンク先のさらにリンク先の人と同じように、オリジナルファイルをログインのたびに上書きコピーするよう .gnomerc にコピースクリプトを書く、という手で逃げることにしました。
次に、上でも書いた qt の問題ですが、これは qt の問題というよりも xim 経由で ATOK X3 を使う場合の問題のようです。~/.xinput.d/ja_JP などを作って GTK_IM_MODULE に xim を指定すると、GTK アプリでも同じように日本語入力 off ができなくなってしまいます。これは未だ解決策を見つけられず。なんだか分かっちゃえばすごく簡単なことのような気もするんですけどね…。
最後は、ATOK X3 に移行してから ubuntu のパッケージ管理ツール、synaptic が起動しなくなってしまったこと。どうも iiim 接続との相性が悪いようで、xim を使うか GTK_IM_MODULE=none gksu synaptic、等とすれば利用できます。しかし xim は上で書いたような問題があるため、synaptic はそんなに利用頻度の高くないツールである点も含め、しばらくはこのままの状態でいくことにしました。そのうち JustSystem さんがパッチを出してくれることを期待しましょう。
コメント
- TrackBack (Tue, 25 Dec 2007 16:15:29)
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http://memo.digitune.org/?date=20071225#p01
Digitune [memo]
ATOK X3 for Linux (2)
先日購入した ATOK X3 for Linux (以下、atokx3 と略)、便利に使っていますが、いくつかあった難点とその対処について記録しておきます。 以前の記事でも書いたとおり、デフォルトの「GTK_IM_MODULE=iiim」状態で使っていると、ubuntu 標準のパッケージ管理ツール synaptic..