「マシアス・ギリの失脚」
「マシアス・ギリの失脚」
池澤夏樹著。ねおんさんお薦めの本。ものすごく中身の濃いお話、という印象でした。面白かった。
マシアス・ギリというのはミクロネシアにあるという3つの島からなるナビダード民主共和国の大統領。南海の島国、とはいえ、近代化の波にもまれ、アメリカや日本という「大国」に翻弄されつつ、しかしまだまだ伝統的な暮らしを失っていない、そんな国が舞台のお話です。バス・リポートがとても可愛くて、少し「南の島のティオ」を思い出したり。
それにしても、このお話も「花を運ぶ妹」でも「すばらしい新世界」でも、池澤さんのお話は究極的なところで「女性」に救われているように感じます。共感するところもとても大きいのですが、そんなところがちょっと気になったりもしました。
コメント
- ねおん (Fri, 27 Apr 2007 21:21:56)
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む、うまく投稿できんかったのでもう一度じゃ。
ほお読んだんじゃな。まあ池澤殿はイケメンじゃから、女にもてる=信頼感↑はしょーがないじゃろw
ところでMr. Kの話は書いてくれるんじゃろうな?
- Digitune (Tue, 01 May 2007 22:03:04)
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ごぶさたしてます>ねおんさん
モテモテ池澤さん、うらやましい限り<そして相変わらずな僕(笑。
Mr.K さんのお話、何とか書いてみましょうか。では、しばしお待ちを。