bird「うわー同意同意」と思った話。

「うわー同意同意」と思った話。

結局のところ,みんなが大好きな3次元ってやつを知覚的にみれば「動き」が本質である.

いつも思っているけど,「動く2D」=「3D」ということに気づいているCG屋さんとそうでない人の差は大きいと思っている.そして,このあたりに3次元デスクトップ(インタフェース)をやっている人にも同様の誤解があると思う.3次元デスクトップ,UIがうまくいかないのはこの誤解からだと思う.人間は3次元を知覚しているんじゃなくて,「2次元+動き」を知覚していると思ったほうがいい.

だって,今いる位置から,見える物体の裏側,見えないでしょ?

動かない限りそれが立体であるかどうかなんて知覚できない(ちなみに,人間の目は固視微動と言って常に動いている.特殊な目薬などで動きを止めると,見えなくなる)

だから,動くことと3次元というのは同じ意味で,3DCGのデザイナーがやるべきは,立体物のデザインというより動きのデザインをしなくちゃいけないことに気づかなきゃならない.フォルムが重要なんじゃなくて,シェイプが重要.だから立体物のデザインは動きに伴うシェイプを生み出すためにあるといってもいい.

僕が「ICO」「ワンダ」が好きで「モンスターハンター」にはどうも萌えないのもそれが原因だっ!<チゲー(笑。

コメント

SAK (Fri, 29 Dec 2006 16:52:19)
モンスターハンター女性キャラの、あの男らしいアクションに萌えないとは、
まだまだ修行が足らんな。
Digitune (Fri, 29 Dec 2006 17:45:27)
「男らしい」というより男と一緒じゃんっ!>SAK
Monster Hunter をやったことがない人に対して説明すると、MH では男キャラも女キャラもほとんどモーションが同じなのどす。ダメダメだっ!
まいき〜 (Fri, 29 Dec 2006 21:51:50)
とはいえ絵を描くとき、下書きとかで見えないところも描いておくと、あとあと矛盾が無くて良いですよ。見えないけど存在を認識しておくのは重要でござる。

で、Digiさんの考える女性らしい女性ハンターのモーションってどんな感じですか?
もしや「オレが萌えるモーションだっ!!!」ってコト?

あとトビもとが間違ってるんだと思うけど、「手塚治」→「手塚治虫」では…(^^;)
ねおん (Sat, 30 Dec 2006 00:39:42)
Jumpingは名作じゃな。アニメ作りの原点じゃ。
Digitune (Thu, 04 Jan 2007 15:59:52)
リンク先の人が言っているのは、3D デザインに関する話なのではないかと…>まいき〜さん
まいき〜さんが言っているのはいわゆる「パース」に関する話で、微妙に論点が異なるように思います。本質的に2次元の視覚を持つ人間に 3D を感じさせるためには、(正しいパースで描かれることも重要ですが、それだけでは不十分で)「動き」が重要、ということだと僕は理解したのですが違うかな?

「女性らしい女性ハンターのモーション」、むむむ、確かに改めて考えてみると意外に難しい問題かもしれないですね。ましてや「プロ」ハンターなら男女のモーションにそれほど差異がなくなってしまっても不思議ではない!(女子サッカー選手といってもその動きは男性のそれとほとんど違わないように。) むーん、浅はかでした。
まいき〜 (Thu, 04 Jan 2007 22:57:38)
あー、そうですね。ちょっと論点がずれてしまった(^^;)。
ところでモーションキャプチャしただけの動きって、味気ないと思いませんか?。(AppleSeedとか)
3Dのデータとはいえ、CGアニメーションて結局2Dに落とし込む作業だから、ある程度動きにもデフォルメ加えたほうがしゃっきりして、らしくなると思うのですよ。それこそ動きをトレースするのではなくてデザインするというか。

格闘技とかスポーツとか、目的に応じた最適な動きって言うのは、突き詰めると性差関係なく似てくるモノなんでしょうね、きっと。体格によって多少の差異はあるんだろうけど。
だから格ゲーのやたら細っそいねーちゃんが重量級キャラと互角以上に戦える、って言うのは本来的にはリアルじゃないんでしょう。本当に強い女性キャラ出すなら、神取忍とかジャガー横田みたいな感じになるのかな。でも、それじゃあ萌えないか(^^;)。
長文駄文失礼致しました。m(__)m
Digitune (Fri, 05 Jan 2007 13:00:55)
AppleSeed、まだ見てないんですよ〜>まいき〜さん
あんまり面白くない、という話をそこここで見聞きして、ちょっと萎えてしまったという感じです。しかし確かに、「キャプチャしただけの動き」にあまりおもしろみを感じない、というのはおっしゃる通りだと思います。現在のところまだ、自らのモーション「だけ」にそこまでのキャラクター性を持たせ得た人は存在しない、というのが大きな理由なのかな。モーションを付けること、またビジュアル含む総体としてキャラクターを構築している人は山ほどいて、前者のタレントはそこそこいる、という現在における状況が、まいき〜さんのおっしゃる「ある程度動きにもデフォルメ加えたほうがしゃっきりして、らしくなると思うのですよ。それこそ動きをトレースするのではなくてデザインするというか。」というところにマッチしているように思います。

「突き詰めると性差がなくなる」という分野もあるように思うんですが (サッカーはそんな感じ。って実はあまりよく知らないけれど…)、それでも例えばテニスなんかには「女性らしい動き」があるような気もします。ナブラチロワとかウィリアムズ姉妹にはないって?うーんごもっとも(笑。
格闘技はよくわかんないんですよね。打撃系だと筋肉ダルマ化せざるを得ない気もしますが、合気道みたいな世界ならどうなんだろう、とか。柔道は完全に男女同じ方向を向いていますねぇ。これ以上書くと変な人がやってきそうなのでこの辺にしておきます(笑・格闘技好きな人、って多いですよね。個人的にはイマイチ理解出来ない…)