仮面ライダーカブトといえば, 医療とは, 最近
仮面ライダーカブトといえば
ずっと書こうと思っていて忘れていた。今年のライダー、「カブト」はとても面白いんですけれども、その理由はいろいろあれど、加賀美役の佐藤祐基さんの演技がとても良い点は一つ特筆したいトコロです。
これまで仮面ライダーって、イケメンであることにこだわりすぎて演技はさっぱり、というパターンも多かったですが (オンドゥルなんてネタもありました)、今年は加賀美くん、主役の天道とも頑張っている。天道はまぁ非常にエキセントリックな役なんでうまいとか下手とかよく分からないんですが、加賀美は凡人なんだけれども熱い、というそのキャラクターをとてもうまく演じているように思います。
ゆくゆくはオダギリジョーばりの役者に育ってくれるといいなぁ。応援しています。
医療とは
風野先生のこちらの記事にこうありました。
医者は、すべての医療行為は、生体に対する侵襲を加えるものであり、本質的に危険なものであることを知っている。医療には限界があるし、どんな医療もリスクを伴う。ところが、患者の側では適切な治療が行われれば人が死ぬことはなく、有害なことが起きたなら、その医師は非難されるべき悪い医者だと思っている。こうした、いわば「安心・安全願望」ともいうべき考え方が患者の側にあり、「当事者の心情」を強調した冷静さを欠く記事によって、その「安心・安全願望」を後押ししているのがメディアだ、と著者は指摘する。
「すべての医療行為は、生体に対する侵襲を加えるもの」というのは、分かっているようで、意外にみな分かっていない認識の一つだと思いました。自らの身体の恒常性を保つのはあくまでも自分なんですよね。侵襲を加え病巣を取り除くことが時に劇的な効果を生む事があるのは間違いありませんが、自ら恒常性を保つ努力をしない限り、結局生命として継続的にちゃんと生きていくことは出来ないんじゃないかと僕は思います。
上のページで風野先生が紹介してくださっている本はとても面白そうですね。今度読んでみようかな。
最近
読書感想文が少ないのは、アメリカへ出張へ行った時にまだ邦訳の出ていないサイモン・シン「[Big Bang: The Origin of the Universe](http://www.amazon.co.jp/gp/product/0007162219 /ref=as_li_tf_il?ie=UTF8&camp=247&creative=1211&creativeASIN=0007162219 &linkCode=as2&tag=digitmemo-22)」なる本を発見してしまい、思わず買ってしまったからなのでした。英語の本はやっぱり読むのに時間がかかります…。
電車の中で読んでいるので辞書を引くこともままならないんですが、面白い事に6割方単語の意味が分かれば、大体文意はつかめちゃうんですよね。よく分からない文があってもとりあえず飛ばして先へ進めば、あとから「ああこんな感じのことを言っているのかな」というのが分かってきます。知らない単語の意味も「たぶんこんな感じじゃ」と思いつつ読んでいると、なんとなく分かったような気がしてきたり。何度も出てきて正確な意味がどうしても気になる単語だけ、あとから辞書を引いています。
追記。今ちょっと調べてみたら、日本でも6月21日に新潮社から邦訳が出るようですね (上巻、下巻)。彼のこれまでの本同様この本もとても面白いので、お薦めです。