「たったひとつの冴えたやりかた」, か、買っちゃった…
「たったひとつの冴えたやりかた」
ご存じジェイムズ・ティプトリー・ジュニアの超有名作。ティプトリーの作品はこれまでにも何作か読んでいたのですが、なぜかこれは未読だったので買ってみました。
人類 (ヒューマン) とその他いろいろなエイリアンが共存共栄する「連邦」の歴史に関する3つの物語を、デネブ図書館のモア・ブルー司書が紹介するという体裁の小説で、表題作の「たったひとつの冴えたやりかた」と「グッドナイト、スイートハーツ」1、「衝突」の3作からなります。ちょっとアシモフのファウンデーションシリーズを彷彿とさせるような昔ながらのスペースオペラです。
表紙や挿絵を川原由美子さんが描いていて、その絵柄がちょっと懐かしい感じ。あゆみさんに見せてみたら、「『ミルクハウス』の頃かなぁ。もしかしたら『ソルジャーボーイ』にかかってるかも」とのこと。さすがファンは違う2。
か、買っちゃった…
年に一度のボーナスが出たのをいいことに、年末の E-300 以降ずっといろいろ検討していたデジタル一眼をとうとう買ってしまいました。E-300 は我が家の女性陣に妙にウケが悪かったので (なぜ?)、結局新しいキヤノン EOS Kiss Digital N になりました。僕自身もいろいろ調べているうちに、1) 自社製 CMOS チップの優秀さ、2) カメラ内 JPEG 生成エンジンの優秀さ、3) レンズ資産の量、特にサードパーティ面などからキヤノンに惹かれてたんですけどね。
レンズは無難にキットレンズ (EF-S 18-55mm F3.5-5.6 USM II) です。コンパクトデジカメ上がりの僕らのような人間にとっては、大きさや重さのインパクトがたぶん最初は結構大きいだろうと考えたことと3、これまで持っていたデジカメが全て3倍ズーム止まりだったのでとりあえずそれ以上のズームはなくても大丈夫だろうこと、USM で一眼らしい AF の速さを堪能してみたかったこと、後はもちろん価格的な面を考えて、とりあえずこれでいくことにしました。このレンズとの組み合わせだと新しいキスデジは本当に軽くて、あゆみさんも「あ、思ったより軽いね」と感心してました。
我が家の家計を考えるとそれほどばかすかレンズを買うわけにもいかないので、2本目はしばらく使ってみて主なシチュエーションを見極めてからにしようと思っています。屋外イベント用の望遠系レンズが欲しくなるのか、それとも屋内イベント/スナップ用の明るい広角系単焦点レンズが欲しくなるのか。はてさて。
右のサンプルは、我が家のベランダと洗濯物、洗濯かごを「お風呂」にして遊ぶ鳥乃4です。ろくでもない写真でもーしわけない。GIMP で回転とリサイズ、JPEG 再圧縮のみ行っています。思ってたよりも豊かな色でなんだかうれしい5。暗めのレンズと高画素のせいか、ISO400 くらいに増感しても手ぶれ写真を量産していますが、何しろ元画像がドでかいのでピクセル等倍で見ない限りはそれほど気にならない感じ。とはいえ、正しい構えを練習しなきゃね6。
コメント
- ねおん (Wed, 04 May 2005 12:16:38)
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おお、ついに買ったか。さすがにいい色合い出ておるのお。
ワシは持ち歩き用にFinePix F10買うた。画素は600万もいらんのお。手ぶれ少なめでよい感じじゃ。色合いは相変わらずのわざとらしじゃがのw
- Digitune (Thu, 05 May 2005 01:30:43)
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F10、とはツウですね>ねおんさん
最近のコンパクト機の中では出色の出来らしいですね。去年 FX1 を買ってなかったら、僕ももしかしたらデジ眼へいかずに F10 にいっていたかもしれません。
- SAK (Thu, 05 May 2005 01:49:03)
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被写体は悪くないが、腕が悪いな。
LUMIXの手ブレ補正に依存しすぎか?
縦撮りで右手が上で構えるのは基本中の基本だろう。
脇を締めるのは当然。しゃがむとなお良い。
下腹に力を入れて息を止めろ。シャッターはそっと落とせ。
もちろん、逆光は勝利だ。
- TrackBack (Thu, 05 May 2005 02:31:21)
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http://memo.digitune.org/?date=20050504#p01
Digitune [memo]
多摩動物公園
今日はゴールデンウィークの中日。どうも天気も良いらしい、ということで、うちの家族といとこの零ちゃんといっしょに多摩動物公園へ行ってきました。明日ならば入園料無料なんだけど、さすがに異常に混むらしいのであえて一日早い今日に。 着いたのがお昼過ぎとちょっと..
- Digitune (Thu, 05 May 2005 02:49:54)
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手ぶれ補正に依存しまくり、というのはあるかも>SAK
ちゃんと構えられるように練習しないとね (個人的に、水平の出てない写真ってものすごく気になっちゃうので自分でもきちんと撮れるようになりたい)。しかしこの日の2枚の場合、どっちかというとカメラの設定をおもしろがっていろいろいじっているうちに、むちゃくちゃな設定のまま撮ってるのが原因かも。晴天屋外で明るそうな前者の写真が ISO400 で、昼間とはいえ暗い屋内の後者は ISO100 で撮ってる。おかげで後者はシャッタースピード 1/10 ですよ。これでは手ぶれしない方が奇跡だ。
縦位置の件、僕が読んだ記事は「右手上だと右脇がどうしても開いて不安定になるので×、右手下で右脇しめる、左手はカメラにそえる感じで」とかなんとか書いてあったわけだが、まぁガセだったと。
ところで「逆光は勝利」の意味が分からないのだけれど。
- SAK (Fri, 06 May 2005 01:26:52)
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>ところで「逆光は勝利」の意味が分からないのだけれど。
不朽の名作「究極超人あ〜る」ネタが通じないとは・・・
「トライXで万全」
「逆光は勝利」
「ピーカン不許可」
「頭上の余白は敵だ」
「世はなべて3分の1」
とりあえず暗記しといて損はないぞ。
- Digitune (Fri, 06 May 2005 09:59:31)
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あ〜る君ネタでしたか>SAK
なるほど、カメラといえば光画部。あ〜る君はそれなりに読んでたはずなんだけど、内容はほとんど忘れちゃってるなぁ。
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おお、最初気が付かなかったけど、このタイトルはちゃんと『スイートハーツ』となっているのですね。芸が細かいなぁ。 ↩︎
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この本の発行日が1987年10月で、単行本の発行日時から考えると確かに「ソルジャーボーイ」の頃みたい。 ↩︎
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かつて持っていた銀塩一眼を使わなくなってしまったのも、でかくて重くて持ち歩くのがおっくうになってしまったことが大きかったです。 ↩︎
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そういや柊次がプレイしてるゲームは「フリップニック」だったりして…。なかなかツウじゃの、柊次。 ↩︎
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カメラ側設定は全て±0のパラメータ2です。 ↩︎
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そういやこれまで僕は、縦位置にカメラを構える時に右手が下になるようにしていました (どこかでそうやって脇を締めて構えるのが重要、って書いてあったのを読んだので…)。ところが、キヤノンのマニュアルでの縦位置の構え方は右手が上側なんですよね。びっくり。これからは右手が上に構えるようにしてみよう。 ↩︎