bird桜のつぼみがふくらんで, JSF の罠, 「オーケストラの職人たち」

桜のつぼみがふくらんで

近所の都立大 (もうすぐ首大) の前の桜の木の (「の」の連続・笑) つぼみがふくらんできました1。もう春ですね。三月も終わりなのだから当然か。小学校の時の校長先生が、「二月逃げてく、三月さっさと行く」という話をしてくれたことがあったのですが、本当だなぁと思います。「三月さっさと行く」はちょっと微妙な感じもしますが…(笑・親父ギャグ?)。

今年は柊次も小学生。早いものです。

JSF の罠

Sun の JSF Reference Implementation 1.1_01 を利用して JSF アプリケーションを作っていると、ときどきなぜかAction Method が呼ばれないという現象に遭遇することがありました。JSP 側コードも Managed Bean 側にも特に問題がないのになぜか Action Method がコールされない。catalina.out などのログにも何のメッセージも表示されません。
何でだろう…と思っていろいろ調べてみたところ、原因はどうも Managed Bean のプロパティと JSP 側の型の不一致であることが多いようでした。つまり、例えば Managed Bean のプロパティが int 型であるのに、JSP 側で何の converter も指定せずに h:inputText タグなどを利用している場合、どうも setter の実行に失敗していることが原因で Action Method が呼ばれないみたい。
あ、今思ったけど、もしかしてこれって単に validation error の一種なのかな?該当 field の message を見れば一発で分かったりして?明日確認してみよう。

「オーケストラの職人たち」

オーケストラの職人たち オーケストラを支える「裏方」の方々に関するお話をまとめたエッセイ集です。指揮者の岩城宏之さんの本。「裏方」として登場するのは事務の人、楽器運搬屋さん、写譜屋さん、お医者さん、調律師さん、チラシ配りさんなどです。ピアノの運搬が専門家の仕事、というのはまさにその通りだと思ったんですが、実はハープも非常に運搬が難しい楽器だ、というお話にちょっとびっくりして冷や汗をかいてしまいました。というのも、以前僕が所属していた合唱団の演奏会へハーピストの方が参加してくれたことがあり、その時は僕や他の団員で彼女の家へ伺い、普通のバンに毛布でくるんだハープをえいやと乗せ、えっさかほいさと運んでしまったのですね。実はとても乱暴なことをしていたのだなぁ。

ほかは写譜屋さんのお仕事、調律師さんのお仕事の話がなかなか面白かった。岩城さんって実はよく知らなかったんですけれども (指揮者として大変有名な方というのはもちろん知っていますが)、もう結構なお年なはずなのに、非常にフットワークの良い、元気な方なのですね2。楽器運搬の仕事を知りたいと思い立つと、すぐアルバイトとしていっしょに働きにいってしまう。もちろん実際にはプロの作業をじゃましないよう、あくまでも取材者としての立場で参加されることになるのですけれども、それでも思い立ったらすぐ動いてみる、という行動力はスゴイです。文章の印象からもなんだかとても大らかな雰囲気が伝わってきて3、ゆるめなエッセイとして、なかなか面白かったです。

コメント

うさ (Thu, 24 Mar 2005 08:16:43)
>「胃の 4/5 を切った」なんて記述も出てきたりして、
オラも斬ったぞ! 胃袋がなくなると、「おなかがすいた」感覚もなくなることが
判明。ついでに「ぐ〜」と鳴く腹の虫もいなくなった。
後、弱点として「酒に異常に弱くなる」がある。アルコールが胃袋でバッファリング
されずに直接小腸に行って吸収されてしまうからなのだそうだけれど、飲み会で「今
日は飲み放題」とか言われるとすごく損した気分になる。
Digitune (Mon, 28 Mar 2005 22:30:00)
お返事遅くなってすみません。見落としてました>うさどん
うさどんの胃袋のことはもちろん覚えてますよ。そうなのか、おなかすかないのか。それはちょびっと寂しい。

  1. 今日は曇っていたので写真はどんよりしてますね。 ↩︎

  2. それでも、中には「胃の 4/5 を切った」なんて記述も出てきたりして、きっとそれなりに苦労もなさっているはずなのに、それを感じさせない明るさはとても魅力的でした。 ↩︎

  3. 大らか、というのは、逆に結構いいかげんなところもある、ということなのですけれども(笑。緻密な小説や論文のような文では全然なくて、筆のおもむくままに書いている、という感じがしました。 ↩︎