ここのところ, ejcrw for linux, 「知る辺の道」, 「夕凪の街 桜の国」
ここのところ
妙に忙しくてなかなか時間がとれず。先週 dcraw とさんざん戯れてたツケが回ってきたか?!
ejcrw for linux
gorry さん作のキヤノン CCD RAW ファイル操作ツール、crwtools の中から、CRW ファイルに含まれている VGA サイズのプレビュー用 JPEG ファイルを抜き出すための「ejcrw」コマンドを、linux でコンパイルできるよう修正、makefile を追加してみました。
「知る辺の道」
紺野キタさんの新刊。お話の雰囲気はいつもの感じで良かった…んですが、設定といいお話の内容といいどこかで見たような印象が。「辻占売」とかかなぁ。
「夕凪の街 桜の国」
こうの史代さんの本。ヒロシマがテーマの漫画です。いろいろなところで絶賛されていたことから興味を持って買ってみましたが、確かに、静かに心を動かされる本でした。
僕らが小さかったころ、たかだか20年くらい前にすぎないはずなのに、今と比べるととても「この前の戦争」が近いものだったように思います。東京の空襲やヒロシマ、ナガサキについて、生の声で語ってくれる人も (それこそ身の回りにも) 多かったし、社会的な関心もまだまだ高かった1。
今年はこの前の戦争が終わって60年目にあたるのですね。記憶が風化していくことは止められないけど、大切なこと、忘れちゃいけないこと、そういうことを少しでも子供たちに伝えていけたら、と思いました。
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「核」の問題については特に、冷戦構造によって強調されていたという面もあったのかもしれません。 ↩︎