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Book Applet 1.1 取り扱い説明書
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1997/09/08 T.Kazawa
kazawa@ca2.so-net.ne.jp
■はじめに
Book Applet は、ホームページ上で漫画などの複数のイメージファイルで構成される
仮想書籍を、出来る限りストレスなく閲覧するためのアプレットです。仕組みは単純
で、あるページを読者が読んでいる間に先のページをバックグラウンドで読み込んで
おくだけです。
■インストール&使い方
とりあえずアーカイブファイルを適当なディレクトリで解凍すると、class ファイル
が2つ出来ます。それら class ファイルとイメージファイル群、アプレットを呼ぶ
html ファイルを同じディレクトリに置いてください。
html ファイルの記述法、パラメーターは以下の通りです。
(1) アプレット本体の記述です。ここでアプレットのサイズを決めます。イメージ
ファイルの大きさによって調節してください。イメージファイルが大きすぎる
場合でも、Applet が勝手に大きくなることはありません。注意。
(2) ページ数を表すパラメーターです。例えば 1〜19 ページまである漫画の場合、
value に 19 を指定してください。
(3) 基本ファイル名を指定するパラメーターです。例えばこのパラメーターを上記の
ように home.gif、ページ数を 19 と指定した場合、home1.gif〜home19.gif とい
うファイルを用意しなくてはならないことになります。
(4) サブフレームを指定します。サブフレームには、各ページに対応した html ファ
イルを表示させることができます。html ファイルならばなんでも OK ですから、
例えばミュージックファイルをエンベッドした html ファイルを指定することで
BGM を流したりすることが可能になります。このパラメータはオプションです。
(5) 各ページに対する html ファイルを指定してください。name はページ数、value
が html ファイルのファイル名です。ページ数分指定可能です。このパラメータ
もオプションです。
サブフレームのお薦めの使い方としては、画面を2つ(またはそれ以上)のフレーム
に切り、片側に Applet を貼り付けます。そして、もう片方のフレームの name 属性
に指定した値を Applet パラメータの subframe に指定することにより、そのフレー
ムにページに対応した html ファイルを表示できるようになります。
なお、フレームを切らないでサブフレーム機能を使用すると、サブフレーム情報を表
示するための新しいウィンドウが自動的に開きます。
■注意点
基本的に Netscape Navigator3.01以降、Internet Explorer3.01以降などの Java 対
応ブラウザであれば動作するはずですが、次のような状況ではうまく動かないことが
分かっています。
・ブラウザがモジラ3で、JPEG ファイルを使った場合(Photoshop4 でイメージファ
イル作った場合のみ?)
・モジラ4でファイアウォール内からブラウジングした場合(これは大丈夫な場合も
あるようです。どのような場合にだめなのかは謎)。
出来る限り多くの環境で閲覧してもらいたいと思うのならば、gif ファイルでイメー
ジを用意しておくことをお薦めします。
また、モジラ3搭載の JavaVM はディザリング性能が悪く、このアプレットを用いる
と普通にイメージとして見るよりも汚くなってしまいます。これは仕方ありません。
サブフレーム機能のテストはモジラ4でしか行っていません。したがって、他のブラ
ウザではうまく動かないかもしれません。ごめんなさい。
■ライセンス
バイナリ、ソースともにフリーです。改変・転載もご自由にやっちゃってください。
■免責表示
(そのようなことはないかと思いますが)本プログラムを使用したために生じたあら
ゆる障害・損害に対し、作者である加澤恒央は責任を取ることは出来ません。あくま
で個人の責任においてご使用ください。
■サポート
本アプレットの最新版は から手
にいれることが出来ます。バグ報告、機能要望等は kazawa@ca2.so-net.or.jp まで
メールください。可能な限り対処します。
■更新履歴
ver.1.1 ... サブフレーム機能追加
ver.1.0 ... 公開版